迷惑電話、ゲキタイ!(トビラシステムズ
コタさんから、コメントいただきました!!
「いつも楽しくブログ拝見させていただいています。
市場平均を上回る成長株を、今回の記事にあるように妥当なPEGレシオで買う、という考え方について、初心者ながらいつも勉強させていただいています。
(ありがとうございます(>_<)!)
実際に色々と最近見ていく中で、トビラシステムズ(4441)や日本情報クリエイト(4054)が、個人的に面白いと思っています。もし、、お時間ありましたら、suriaさんのご意見など伺えると幸いです。」
ということで、トビラシステムズを見ていきたいと思います。同社は、迷惑メールや電話をブロックするアプリを売っています。サギ関係など怪しい電話番号のデータベースをもっており、そこから電話がかかってくると、着信画面に「注意!」って表示されるわけです。月額330円。
便利そうですが、もうかっているんでしょうか?最新の通期決算は・・・・
文句なしの2ケタ増収増益ですね!内容も、「アプリ課金による収入が増えた」ということで、ナゾトキの必要もありません。
では、今後もこの好調は続くのでしょうか?この会社、中期経営計画(今回上方修正)を発表していまして、売上、利益ともに、2024年10月期に倍増する計画です。どうやって達成するかというと・・・
①モバイル向けの売上:今期11億、これが2024年には13億円になる予定。
②固定電話向け:1.5億円 → 2億円になる予定
③ビジネスホン向け:0.6億 → 9.5億円になる予定
という計画です。ですから、③「ビジネスホン向けが急成長」という絵図を描いていることになります。「ビジネスホン向け」って?具体的には・・・
通話の録音機能に、迷惑電話フィルタ機能がついたシステム。これが、NTT東日本と西日本を通じて購入できるようになったそうです。あとは、私用電話と社用電話を分けたり、通話データをとれるビジネス用スマホ向けのアプリ。「これらが10倍以上、伸びる」と見込んでいる、ということになります。
ということで、トビラシステムズに投資するということは、
「これらのビジネスホン向け商材がそこまで売れるかどうか」
に賭ける」ことになります。さてさて、そうなるでしょうか?
んー・・・・・「あたしには、分からん」ですね。過去に投資していたコプロなんて、全社員にスマホを配っていましたから、社用スマホに入れるアプリは便利そうですし、需要もありそう。DMMIXやブリッジインターナショナルなど、コロナで電話セールス関係は盛況ですので、録音システムも需要はありそうです。
が、「これらのシステムを、別の会社が開発できないか?」というと、その点に自信がありません。迷惑電話シャットアウトの独自のアルゴリズムがあるらしいですが、「迷惑電話のリストを作って、反応するようにする」だけなら、そんなに参入障壁があるとは思えないのですが・・・。さらに、そんなにバンバン、スマホに迷惑電話やメールがくるイメージがありません・・・・。在宅の高齢者向けならともかく。
ということで、まあ、「これだけ強気な中計を発表するからには、達成はするんじゃない?」とは思うのですが・・・・投資に至るためには、「2021年8月から10月にかけて、NTTの経由でこれだけ売れたので、このペースと潜在顧客数でいけば9億円の売上達成も十分可能」みたいな、もうちょっと具体的な根拠がほしいところです・・・・IRに聞けば、答えてくれるかしらね。
良い会社だとは思いますが、事業の優位性について特段の知見がないため、とりあえず投資保留で。いま、PER25倍程度ですが、場合によっては買ってもいいかな、と思いました。来期、減益予定なので、一時的に安いんですよ。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
suriaさん、早速取り上げていただき有難うございます!
やはり「ビジネスホン向け商材がそこまで売れるか?」というところが気になりますよね、、「ビジネスホン向け中計売上目標のトビラフォンBizとCloudの比率なども非開示」とIRからの回答もあり、ここがなんとも読めないですね。決算モニターしていこうと思います!
割と下げがきつくなってきました。
買うべき局面かもしれません。