トレファクの成功の軌跡

勝ち続ける会社をつくる起業の教科書
野坂 英吾 (著)

を買いました。トレファクの社長さんが書いた本です。

起業のために必要な精神論、目的の持ち方から、社員との付き合い方まで、内容は幅広いのですが・・・興味がないです。トレファクが成功した秘密を押さえておきたい。


ということで、勉強になった点を書いておきます。

差別化のポイント・・・当たり前のことを当たり前にやる。つまり、中古品でも新品同様と思えるくらい、磨いておく。

多店舗展開のポイント・・・目利きできるひとが育っていなくてもいいように、査定システムを備える。

取扱商品・・・景気に左右されにくいものを選ぶ。その答えが、衣料品、ということでしょうか。

出店の工夫・・・95%が居ぬき。

ノウハウの共有・・・MVP店を表彰し自店の取り組みを披露させる。売れ筋商品の情報をリアルタイムで全店でみれるようにしておく。

202頁には、社員育成を待たないまま店舗展開を急ぎ過ぎて失敗した経験が記されています。同じ轍を踏むことはなさそうですね・・・・。


こういった本は、ふつう、上場の直前に(宣伝のために)書かれるのですが、東証一部になってから3年後の2017年に執筆されています。社員教育のためでしょうか・・・?

FCが半分以上を占めるハードオフと異なり、きちんと社員教育及び情報共有を徹底して、(リユースだとばらばらになりがちな)仕入、販売、品質管理を一定のレベルに保っているのが成功のポイントかな・・・と感じました。

また、社長さんは、マラソンがご趣味で、読書や勉強会のことも本にたくさん書かれています。かなり理性的で努力家の、まさに有能な経営者なんだろうな・・・・と思いました。

じゃ、株を買うかというと・・・・もう少し、安くなりませんかね(笑)

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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ECとリユース本の書評

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