宮本武蔵に投資を学ぼう

 

 

真訳 五輪書 自分を超える、道を極める
宮本 武蔵  (著), アレキサンダー・ベネット (翻訳)

 

 

あたしたちは、市場にて、機関投資家とほかの個人投資家と対峙し、負ければお金を失う戦をしているわけです。

 

本物の殺し合いなら、負けたら死亡、あるいは片手や眼を失うなど、その後の人生が極めて苦しくなるわけですが、無敗の最強のサムライは、どうやって戦いに勝ったでしょうか。

 

 

武蔵は、五輪の書冒頭にて、

 

 

「跡をおもひ見るに兵法至極して勝つにはあらず」

 

振り返ってみると、自分が強くて勝ったのではない・・・・・ということに気づき、より深い道理を求めて鍛錬した、と言います。

 

「振り返ってみると、儲かったのはアベノミクスになっただけで運がよかったからだ・・・・・」として愕然とする投資家みたいですね?(笑)

 

 

 

五輪の書を一貫して流れるのが、「とらわれない」ということです。

 

構えについては、「有構無構」として、特定の構えを意識してはいけない、といいます。

太刀の長さについても、長い短いで固執するのはよくない、といいます。

また、兵法に限ることなく、諸芸や諸職をひろく学べ、ともいいます。

 

特定のメソッドにこだわりすぎると、見えなくなるものがでてきて、それが生死を決めてしまう・・・・・・武蔵は、そういうことに気づいていたんでしょうね。

 

長い太刀にはそれなりのメリットとデメリットが、短い太刀にはやはりメリットとデメリットがあって、場合に応じて使い分ければいい。こだわる方がおかしい。勝てばいい。

 

長期投資と短期投資も、同じでしょうね。どちらにしろ、儲かればいい。短期で儲かるときもあれば、長期で儲かるときもある。

 

 

武蔵は、剣術だけではなく、素晴らしい水墨画も書きましたし、庭園の設計もしました。誰もが読み書き出来ない戦国時代に、五輪の書を著わしたことも、多才であることの裏付けでしょう。

 

 

一つのコトや、道理にとらわれず、変幻自在に生きたいものですね。

 

 

 

 

読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。

 


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本の書評

4件のコメント

  • 七つの海

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     2991ランドネットを購入しました。
     築古ワンルームマンションを買い取り再販する会社です。
     「不動産賃貸」シリーズが終わったら、「不動産買取再販」シリーズはいかがでしょうか。

  • marine

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    suriaちゃんの保有銘柄は為替リスクが少ないように感じます。lng価格とか木材価格くらい?
    意図的に為替リスクをあまり負わないようにしているのですか?

  • suriaちゃん

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    >七つの海さん
    ランドネット、さっとみてみましたが、かなり良いですね。PERも低いですし!!
    気が向いたら、記事にしてみます!

  • suriaちゃん

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    >marineさん
    そうですね、為替によって業績が左右される企業は、それを理由にハねますね。業績予測が困難=株価の予想も困難、となりますので・・・・。
    あと、「海外で売り上げを伸ばすかどうか確信できない」という理由でも、海外売上が多い企業に手が出ないことが多いです。

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