DMMIX、上方修正必須?
DMMIXですが、機関投資家向けの動画が公開されています。
50分と長いうえ、早送り機能も文字起こしもなく、投資家泣かせですが、まあ、公開してもらえるだけ、マシでしょう・・・こういうのが見れない場合、機関投資家とあたしたち個人投資家の情報格差が広がってしまいますので・・・。こういうのが家から見れる、平成、令和の時代の投資家でヨカッタです。
さてさて、内容は。ほとんど、決算説明資料以上のことは言っていませんでしたが、注目すべき点として、
1 通信以外のセクターが好調そう。
DMMIXといえば、NTTドコモが最大の顧客であり、20%くらいを占めているはずですが、最近、金融セクター、つまり、保険や投資信託の売り込みなどの受託も好調なようです。説明資料には、金融セクターが開花しつつある、と書いてありますし、動画のQ&AのQ7において、「WEB・ITセクターの受注はどうか」という質問に対して、「好調である」と回答がされていました。フードデリバリーやスマホ決済など、今後も広がりそうですから、楽しみですね。
2 業績予想は、スポット業務を織り込んでいない。
動画Q&Aの1問目、12問目において、そのようにおっしゃっています。コロナの追加接種が確実にありますので、それを織り込んでいないということは、高い確率で上振れが期待できましょう。ま、一過性の利益なので、株価は反応しないかもですが・・・・。
3 ボトルネックは?
Q&A14問目で、面白い質問がありました、「業務でボトルネックはないか?」という質問。「昨年、キャパシティが不足したので、10億円を投じて席数を確保した」という回答でした。カネでもなくヒトでもなく、コールセンターの床そのものが足りないんですね・・・・コールセンター用のフロアなんて、すぐに借りれると思っていたので、意外でした。ま、積極的に増床していること自体、受注が好調であることの現れでしょう。
売上が好調であり、かつ、成果報酬型なので人件費増も当然に吸収できます。今回は、特に懸念点は見当たりませんでした。ポジションをとっていると、どうしても楽観的な部分のみに目が向いてしまうので、自戒を込めて書きますが、一番の懸念点である、「業容拡大に耐えうる採用ができているか」、今後も注意していきたいと思います。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。