知らなきゃ損!恐怖のバイアス
投資の必須知識、バイアス
心技体、というわね。
これは、技つまりテクニックよりも、心つまり精神面が先にたつ、ということ。
これは、投資にも当てはまる。
あたしも、最初は、精神論なんてって馬鹿にしてた。
でも、今は、精神論の方が大事だってわかる。
「完全なる投資家の頭のなか」(パンローリング)という本では、著者は、一章を割いてバイアスについて語っている。
本の中で、バフェットの相棒チャーリーマンガーは、彼自身の発言としても、たびたびバイアスについて触れているわ。
「こういう思考のクセが人間にはある」って、ぜったいに知っておくのが吉よ
わたしたちは、思ったより合理的な判断ができない脳みそになってるの。
確証のバイアス
ある見方を形成したら、それを裏付ける証拠ばかり採用して、それ以外を排除する傾向があること。
トヨタが儲かるって考えだしたら、電気自動車が売れてるとか日本一だとかこれから円安になるとか、トヨタが良いって情報しか入らないし、集めない。
そういうことって、あなたにもなかったかしら?
我々は、合理的な投資家。
ある銘柄が有望だと思ったら、意識して、反対方向の情報も集めなければ。そして、その結果、有望でないと考えたら、その銘柄は見送りましょう。
決して、有望を裏付ける事実ばかり集めて悦に入ってはいけないわ。
利用可能性ヒューリスティック
簡単に手に入る情報ばかりに頼ってしまうこと。
分かりやすくまとめられた雑誌の記事、銘柄推奨のレポート、知人からの耳寄り情報。
これに頼ってパッと投資するのはカンタンよ。
でも、決算短信は調べたかしら?
過去5年分、みてみた?
営業利益率は下がってない?
ライバル企業の規模は?利益率は?
社長の名前で検索してみた?
中期経営計画は策定されてる?達成率は?
などなど。
分析したり、クリックしたり、失望したり、しかもそれで投資を見合わせる。そうならない、稀有な銘柄にのみ、集中投資して、それであたしは2億円をようやく到達した。
安易に、投資しては、ダメ。
あなたの大切なお金なんだから。
調べて、調べて、調べて。
それでも失敗する可能性も想定して、ようやく、資金の一部を投資しなさいな。
狙い通り、含み益が出たら、少しずつ買い増しましょう。
反対方向の事実も探ること、苦労を厭わないこと。
これを乗り越えられれば、成功は目前よ。