死ぬ気でナンピンしろ・・・・!
伝説のトレーダーに50万円を1億円にする方法をこっそり教わってきました。
坂本 慎太郎 (著)
みなさん、こんにちは、「機関投資家の書いた本を読む」ブームのsuriaです!第二弾です。
「50万円を1億円にする」・・・・・・扇動的なタイトルですが、「元手150万円を1年半で5000万円にした譲渡益の推移」が載っており、どうやら本当のようです・・・・・・・まあ、1年半の実績ですから、短期的なマグレの可能性は排除できませんが、何か参考になるかもしれないので、買ってみました。
著者は、証券会社や保険会社でディーラーをされていた方。タイトルは挑戦的ですし、対話形式の軽い感じの本ですが、中身は・・・・
「テクニカルは捨てろ。ファンダ重視。自分が立てたストーリーが崩れていなければ持ち続けろ」みたいな、堅実な内容でした。たとえば、「どういうときにナンピンするのか」、という話題では・・・・・
「ストーリーを描いて買った銘柄のロジックが崩れていなかったら、ファンダメンタルズを心の支えに死ぬ気でつき合う。そのご褒美が大きな利益」
【同書178頁より引用】
うあ、骨太なご回答!!
バリュエーションについては、「PERが低くても割安とは限らない、高くても割高とは限らない」「業種別のPERをみるべし」などと、中級者向けの話題には入ってはいますが、さらなる具体論はありませんでした。ただ、ナンピンするとき、どこまで安値になるかの話題では、
「買い増しする場合、どのへんで下げ止まるか、どうやって判断できるんですか?」
「あくまでエントリーしたときのロジックがまだ通っているっていう前提だけど、前の安値とか、同じ水準のときのPER,PBRを調べて比べてみるといいよ」
【同書174頁】
利確するとき、どこで利確するかについては、
「高値に到達したら利益確定。でも、高値を抜いてもっとあがる可能性もありますよね?」
「そんなときには、前の高値のPERと現時点でのPERを比べてみればいい」
【同書159頁】
「予想のいらない」株式投資法の著者と同じく、過去PERを参照するみたいですね。「あくまでエントリーしたときのロジックがまだ通っているっていう前提だけど」という但書がつくのも、似ています。
同業他社のPERとか、DCF法への言及はありません。していないのか、記述を省いただけなのか・・・・。
この本は、意外になんでもアリで、
「機関投資家の売買には特徴がある。彼らは基本、1日の出来高の20%以上の売買はしない」【同書166頁】
ので、機関投資家が撤退のときは売却がつづき、陰線が続くとか・・・・・・あとは、板の読み方とか・・・・・・小ネタも満載で、おもしろかったです。
いろいろ、勉強になりましたー!あたしの持っているDMMIX、変に陽線や陰線が続くときあるのよね・・・・・あれは機関投資家が売買していたのか・・・・・。
読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな株の本に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
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死ぬ気でナンピンする事態には
陥りたく無いっす!:;(∩´﹏`∩);:
ロジックに付き合うか
最初に思い描いた
チャートストーリーを取るかは
難しい判断ですけど…
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>nekoさん
あはは、そうですね・・・・死ぬ気でナンピンするってことは、エントリーを間違ったってことですから(笑)