投資の前に、生々しい〇〇をチェック!
1300万件のクチコミでわかった超優良企業: クチコミ数【日本最大級】の転職・就職サイトに集まった
2023/1/13
大澤 陽樹 (著)
を読みました。「OPEN WORK」という転職口コミサイトの社長さんが書いた本です。就職サイトを利用する大学生向けの本かと思ったら・・・・
「働きがい」は売上成長性と関連があり、「働きやすさ」は利益率と関連がある、
など、投資家に向けた内容が満載でした。勝手にかみくだくと・・・
働きがい=仕事に裁量があって、成果報酬制だと、売上が成長しやすい。
働きやすさ=残業が少なく、有給がとりやすいと、利益率が高い。
ということのようです。
「社員の士気が高い企業ランキング」とか、「人事評価の適正感が高いランキング」とか、この本にはいろいろ載っているんですが、ランキングに載っているほとんどは伊藤忠とか三井物産、大手保険会社、ソニー、グーグルなど有名どころです。その中に、まさかの(?)オープンハウスと、プレサンスコーポレーションがちょくちょく顔を出していたのは、意外でした。
『「昇格のチャンスが年に4回あるので、早い人はどんどんキャリアアップしてく。賞与が年に2回あり、これは個人の業績に応じたものになる。半期で500万円近くもらっている人も中にはいる」(株式会社オープンハウス、営業、在籍5年未満)』【同書50頁より引用】
よく考えたら、昇給チャンスが年4回ってすごいですね。賞与も、テキトーな企業では「月給何ヶ月分」みたいな感じで、個人の業績とは連動しないところも多いでしょう。
働けば働くほど、年収があがる・・・・キホンですが、良い仕組みですね。こういう会社が、成長するんだ。
で、オープンワークですが。実はあたし、月1100円はらって、オープンワークは閲覧できるようにしてありまして、投資の前には軽くチェックしてるんですよ。
なんてったって、会社の中にいた人が、「この企業の強みはコレだが、将来的にはうんたら」みたいな講釈をたれてくれるわけですから。役に立たないわけがありません。
ただ、転職希望者や退職者が書く口コミなので、企業の悪口がおおいです。ただ、それを割り引いてみる限りでは、とても投資の参考になります。
今後、ますます、企業は人手不足になっていくでしょう。転職口コミサイトで怨嗟の声があふれているような企業は、長期的には立ち行かなくなるでしょうね・・・。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。