家賃の保証会社、増えてます②(あんしん保証
casaをみたついでに、同じ家賃の保証会社、あんしん保証(7183)を見てみたいと思います。「滞納したら、そこで初めて立替払い」という通常の保証とは違い、「最初っから大家さんにあんしん保証が家賃を払い、あんしん保証が借主から取り立てる」というユニークなシステムです。大家さんは、ストレスがなくていいですね!
で、もうかっているのでしょうか?最新の1Q決算は・・・・
あらま、減益ですね。どうしてでしょうか?
会計基準がかわっていますので、会計基準を変えていない、左端と右端を比べると・・・・・・・
【同社1Q決算説明資料2頁より】
売上は10%アップ。大変結構。
そして、営業費用が、15%もアップ。これで、減益ですね。売上の伸び以上に、経費が増えてしまった。
何の経費が増えたのか?決算説明資料によれば①貸倒引当金の増加、及び②人件費が増えたとのこと。100名程度の会社が、25名、新規で採用した。
①25名×月収40万円とすると、3月で3000万円の人件費増。
②BSをみると、6000万円、貸倒引当金(これくらいは回収不能が起きるだろう、という見積もり額を、本当に回収不能となる前に、あらかじめ利益からマイナスにすること。回収不能にならなかったら、足し戻す。つまり利益が増加する。)が増加・・・・・。
有報の会計注記をみると、コロナということで、回収可能性をふだんより厳しく見積もっているようですね。これが、吉とでるか、凶とでるか。
まず人件費ですが、これがきちんと利益に反映されるかは、1-2年、経ってみないと分からないでしょうね。25名も増員したのは、この会社はこれが初めてなんじゃないかな、と思いますが、「教育が行き届かなくて質が低下」というほどの人数とも思えません。
貸倒引当金が今後、増えるかどうか、そして、実際に回収不能になる割合が増えるかどうか。これも分かりませんが、リベンジ消費が一段落したあと、景気は良くなるんでしょうか。それって、マイナスがプラスマイナスゼロになっただけですよね。小麦やLNGなど、色々なものが値騰がっています。あまり、楽観視できる材料は、ないんじゃないかな・・・・・・。
現在、PER25ですが、同業のcasaはPER16。イントラストはPER19。
景気がよくなって滞納が少なくなり、かつ、新人営業マンが成果を上げ始めれば跳ねると思いますが、「その確率が高い」という見通しができない限り、手を出すべきではないんでしょう・・・・・・今後、家賃の滞納が増えるか?分からない。
事前立替、なんて、面白いシステムですけどね。
読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
↑ 押していただけると泣いて喜びます!
&n
bsp;
SECRET: 0
PASS:
最近の株価下落についてsuriaちゃんの心構えを聞いてみたいです。
個人的にはこれといった理由もなく上がってたのが、色々理由をつけて元に戻っているだけ、と思ってはいますが利益が減るとやはり少し不安になります。
suriaちゃんは以前からビジネスモデルの優位性が崩れたり、株価があまりにも上がり過ぎたり、他に魅力的な銘柄が出ない限り保有株を売らないと公言されていますが、今の心持ちとしても売る気はないし株価が下がったら安く買えるチャンスって感じでしょうか?不安も焦りも全くないのでしょうか?
SECRET: 0
PASS:
>marineさん
ん-、不安というか、「これから1年くらいは、恒大問題とアメリカのインフレで株価はふるわないんじゃないかな・・・・・・」という予想はありますね。
「だから、今のうち少し売っておこう・・・」という考えと、「いや、それはアンタの流儀やないやろ」という考えの間で、せめぎあっております(≧▽≦)
持ち株の1%くらいですが、グリムス・オープンハウスを既に売ってみました。あああ・・・・・。
SECRET: 0
PASS:
株価下落による恐れはないんですね。あくまで下がりそうって思ってるなら一旦売って後で買うか、と……
でもsuriaちゃんがマクロ予想で売っていたのは意外でした!
流儀を持っていてもそれを完璧に実践するのは難しいですね。
ご返信ありがとうございました。
毎日新しい記事を楽しみにしています。