売り時はむずかしい
今年は清原さんの本にしたがって投資していますが、清原さんの本、「売り時」って、あんまり書いていないんですよね。
ご著書では、「買ったら、３年間ぐらい（場合によっては５年とか）はその株をもつ」「大事なのは、業績が伸びてきて株価が３割とか騰がってきたときにすぐに売らないことですね。割安小型株が儲かる理由はここなんですよ。ＰＥＲが５倍の株を買うと仮に業績が横ばいでも３割上がってＰＥＲが６．５倍でしょ？まだ強烈に割安なわけですよ」「あくまで業績の見通し次第ですが、最低２倍は狙うべきです」（「わが投資術」清原達郎著１４１～２頁）とか書いてあるだけで。
その後の具体的な売買の話では、「簡単に二倍になる」とか、どうも５－６年ホールド、１０倍くらいで売ったことが伺われる記述がちらほら。
ＰＥＲ５だったのが２０になって、さらに業績２０％上昇が数年続いて８倍・・・・というのが理想形でしょうかね。
「ＰＥＲ５だったのが１５になったら、ほかのＰＥＲ５の銘柄に乗り換えるべし」みたいな話は一切でてきません。おそらく、清原さんのファンドの規模だと、そういった細かい調整はできない（自分の売りで価格が崩れてしまう）からなんでしょうね・・・・・。
あたしの投資規模だと、ＰＥＲ５だったのが１５になってしまった場合で、かつ、ほかに有望なＰＥＲ５の銘柄を見つけた場合、多少の利確はすべきなんでしょうね。
割安小型成長株が儲かる理由は、「ＰＥＲの切りあがり」です。普通の商売では、年２０％の利益成長がいいところでしょう。これでは、３年かかってやっと倍。ＰＥＲ５だったのが注目されてＰＥＲ１５になればすぐに三倍です。これは利益成長では実現不能な株価の上昇幅です。
よって、「ＰＥＲはけっこう上がったけど、まだ先行き有望」であっても、割安株を新しく見つけたなら、多少は乗り換えるべきでしょう。ＰＥＲ１５がＰＥＲ４５になることは、ほぼないのだから。
粧美堂もＮＣＳ＆Ａも、もうＰＥＲ１５前後。グローバルリンクは不動産業なのにもうＰＥＲ１０。はあ、悩みますねえ。とりあえず、全部売るみたいな極端な行動は控えておきますけど・・・・・。
で。今年はやっぱり、清原さんの本に啓発されて見つけた銘柄の方があきらかに好調なんですよね・・・・ＰＥＲ５とか７で買ってＰＥＲが切りあがるから当たり前なんですけど。２０％成長の株を買っても、３年で倍になるだけ。いや、場合によっては、２０％成長連発を既に織り込んでいて、ＰＥＲが切り下がるばっかり、というのもよくあります・・・・keeper技研とかさ。
ということで！プレミアグループ、ＰＥＲ１４ですし、そもそも小型株ではないし、プレミアグループを買う人はこの会社が安定的に成長していくなんて皆知って買っているんでしょう。金融株ですから、ＰＥＲが１２になることはあっても２８になることはないでしょうね。そんな理屈で、清原本を読む前に買っていた銘柄であるプレミアグループは半分、売りました。若干のポジションは残してあります。
ちょっとだけ怖いけど、四季報秋号で見つけた割安株に投じようと思います。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い１日をお過ごしくださいね。
だからプレミアグループの上値重たいんですねー
はっはっは。皆の衆、すまんのう。
星和電機はどう思われますか？御見解をお願い致します
ヒロヒロさんはどう思われますか？
かなり特殊性のある分野で競合は少ないのかなと思いました。情報機器や照明に関しては利益率も高くて良いのかなと。ただ、構成率の高い情報機器などはお国からの仕事で、高速道路などの表示機器はそんなにコンスタントに需要があるのかなとその辺が心配です。
しかし海外展開（ネパールでのトンネル照明設備）も大変ながらトライした と説明会動画で社長が言ってたので、今後海外発注が増えれば面白いと思いました。
あ、最近suriaちゃんがチョイスされてるネットキャッシュ比率の高い銘柄なので質問した次第です。
なるほどです。
ネットキャッシュと値段に不満は有りませんが、中計に数字がなく、良くも悪くも官公庁の予算執行に左右される点がちょっとなあ、と思いました。
今後もコンスタントに売上利益を伸ばしていけるか、心許ない気が。
御見解、有難うございました！