信用取引は「蟻」か?
ヤマケイ文庫 働かないアリに意義がある
長谷川 英祐 (著)
ある時点をとってみると、なんと、群れの7割のアリは、何もせずに休んでいるそうです。
全員を働きに出して、エサを探した方がよさそうなものですが。そういう、バッファのないことをすると、緊急事態(大きなセミの死骸が発見されて運ぶのに余剰人員がいるとか、子供がイタズラで巣の入口に砂を盛ってきたので除去しなきゃならないとか)に対処できず、結局、群れの生存率が下がる、ということだそうです。
つまり、一時的な儲けよりも、生存できることを優先しているワケですね。
投資家も、生存する必要があります。よい個別銘柄を見抜ける眼力があれば、あるいはインデックス投資であっても右肩あがりなのだから、レバレッジをかけた方が、儲けは大きくなるでしょう。
ただし、「指数が20~30%下げる事態」というのは、10年に1回くらい、起こります。レバレッジをかけている期間に、それに遭遇したら、アウトです。明日、ライブドアショックが、東日本大震災クラスの地震が、起こるかもしれないし、それは分かりません。
ですから、たとえ素晴らしい銘柄を発見しても、あたしはレバレッジは使いません。10年前くらいにちょっとだけ使っていた時期はありますが、損「しそうになった」イヤな思い出しかありません・・・・。ぶるぶる。
ちなみに、暴落が起きても死なない程度のレバレッジ、例えば1.2倍、1.3倍などをかけるのは十分、アリだと思います。また、投資額が小さい方は、レバレッジで損しても、労働所得で再起できるので、投資人生の初期にレバレッジをかけるのもアリだと思います。
ただし!
自然界において、70%という極めて高い余力が自然淘汰の末に選択されているという事実には、注目しておいた方がいいでしょう。
・・・・・しかし、70%って、高すぎじゃない・・・・・・・・・?
読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
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古代中国の思想家の言葉に、「人間が歩く幅は限られているが、その幅の木橋を谷にかけて渡れば必ず転落する。というのは、幅に余裕がないからである。」(だから、人間何をするにも余裕がないと失敗するよ。)というものがあります。
信用取引やデイトレ(デイトレは私の場合)が、なかなか上手くいかないのは、心の余裕がなくなるからではないかと思っています。
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>keijinmonさん
心の余裕がなくなる→これ、絶対、ありますよねー!
恐怖と利息で判断力が鈍ります。