【速報!】プレミアグループ1Q決算!
どうでしたか?ビックモーター問題で下方修正ですか?
なんだ、二桁増益かよ、チッ!!
とはいえ、この会計上の数値は、過去3-4年のクレジット収益の積み重ねですから、遅行指標です。先行指標のカープレミアクラブの会員数をみてみましょう・・・
順調にふえてるみたいじゃない。
昨年1Qに比べれば、ね。昨年4Qと比べると、ゴールド会員2477→2508、ダイヤモンド会員104→128、全体数2581→2636社で、あんまり増えてないよ。このペースでは、「3年後に5000社」はムリですね。ダイヤモンド会員が20%増はすごいけど。
クレジットの新規取扱高つまり新たに組んでもらったローンは742億円、前年同期比で+30%!ただ、前の4Qは718億円なので、それと比べるとわずか3%増。中古車は3月によく売れますから、CM効果と季節性で前の4Qがすごいだけなのか、成長が鈍化しているのか・・・。
結果として組んでるローンが30%も増えてるんなら、「取引の深耕を重視してダイヤモンド会員を増やしました」ってことで、いいんじゃねーの?
それで収益の向上がみこまれるなら、いいんじゃないかな。
プレミアグループの決算数値も、だんだんと分かりにくくなってきましたね。
まず、基幹のファイナンス事業について。
新規取扱高、つまり「この1Qで組んでもらったローンの金額」は、前年同期比30%増というおそろしい数字をたたき出しております。
ただ、これが、CM効果や中古車市場正常化の影響、つまり一時的なものなのか・・・・それともダイヤモンド会員増加による囲い込みの影響つまり恒久的なものなのか・・・・見極めが難しいですね。おそらく両方の影響が混ざっているんでしょうが・・・・。
「会計上の数値は」中古車価格高止まりの昨年、おととしに組んだローンからの収益が合算されてこの1Qの収益として表示されるので、いまいち微妙な伸び(+12%)ともみえるのが面倒。また、そういった過去の収益の積み重ね「ではない」、オートモビリティ事業の利益がもはやセグメント利益の10%をしめ、かつ前年同期比+600%とばく進しており、これまた分かりにくい。
ともかく、ファイナンス事業の新規取扱高+30%、ダイヤモンド会員20%増は順調といえるでしょう。ゴールド会員については、増加はもう打ち止めなのか、それともゴールド会員をダイヤモンド会員に転化していく意図的な作戦なのか・・・・その点は要警戒ですね。
現在、1Q742億円の取扱高のうち40%が会員によるものなので、逆に言うと60%は「会員になってないけど、プレミアのローンを使ってくれている加盟店」です。ゴールド会員を増やす余地はまだありそうにも思えますが・・・・。
ま、新規取扱高+30%が中古車市場正常化のせいであれ、ダイヤモンド会員増加のせいであれ、この1年くらいは効果は続くでしょう。今年は安泰と思いますが、来年、再来年に新規取扱高の伸びが鈍化するようであれば、「今年の躍進は一時的なものだった」となりえますので、要注意です。
あとは、車両販売・・・借金のカタに引き上げた車両を加盟店に売る事業の伸びが著しいですね。「ファイナンス事業の伸びが鈍化しつつあるけど、車両販売がばく進する」・・・というシナリオも考えておかねばなりません。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
suriaさん、こんにちは。
プレミアグループの株価が決算発表後も冴えません。
決算翌日の寄り付きこそ上がりましたが、本日決算前の株価に戻りました。
ちなみに、ビッグモータの件は個人的には業界にはマイナス、プレミアグループには新規顧客が流れてきそうでプラスに働くのではと思いますが、suriaさんはビッグモータの件はプレミアグループに今後与える影響をどう考えてらっしゃいますか?