PERを深める!

PERが低いので、安いにゃ!!お得にゃ!

というのは、初心者です。PERが低いのにはワケがあります。成長性がない場合に低PERとなるのが代表格。これ以外にも、利益の継続性がない(景気循環株、不動産業など)、自己資本比率が低い(倒産や増資するかも)、特殊なリスクがある(ひとつの取引先に依存しているとか、利益率が低すぎるとか)もPERが低くなりがちです。つまり、利益を見通せないとか、不安定な場合ですね。
逆に言えば、将来も利益がでる確度が高い場合は、PERが高くなります。

えー・・じゃあ、割安かどうか、どうみればいいの?

PERが低い理由が、「企業業績に関係ない」場合を探すのです。

たとえば、自己資本比率が低いのが低PERの理由と疑われる場合であっても、業績が悪く運転資金が足りなくて借金が多いのと、事業拡張のため積極的に借金しているケースでは、借金の質が違いますよね。また、年々、自己資本比率が改善しているかもしれません。「たしかに同業のA社と比べると自己資本比率が半分程度だけど、そんなに低評価にするほどか?」「自己資本比率改善によってPERもあがるのでは?」といえる場合があるかもしれません。

PERが低い理由って、特定できるの?

同業他社と、成長性、利益率や自己資本比率などを見比べてみると、「これが低PERの理由では?」と思える要素がいくつかでてきますので、それが本当にPERが低くなるリスクなのか考えます。ま、主観的に推定するだけですねえ。

 チャームケアのPERについて話したついでに、もう少しPERの話を。だって、PERって、本当にやっかいな指標なんです。

 まず、分子となるEPS、これが、特別な利益、一過性の減益などで狂っている場合があります。消却して「いない」自己株式は除いて一株当たりのEPSを算出するので、自己株式が放出された場合、計算が狂います。また、パッと検索して出てくるPERは、「希薄化前」のEPSに基づくので、新株予約権が多い場合は「希薄化後」をみる必要があります。DMMIXなんて、ストックオプション多いから、希薄化前と後で20%弱、EPSが違うんですよ。

 つぎに、PERは、かなり色々な事情を織り込んでいるので、一筋縄ではいきません。オープンハウスの成長性がいくらすごくても、PERはせいぜい12とかで、30までには行きません。結局、不動産業は、単発的な収益の集合であり、借金も多いから、ということが崩れないんでしょうね。

 大事なのは、①PERが低い理由を考えて、②それを潰していくこと。

借金が多くても、多くは長期の固定金利だから、貸しはがしや金利上昇リスクは低い、とか。
ひとつの取引先に依存はしているけどその依存度が年々、減っているとか。

 そうやって、「リスクはないではないけど、低いよね」と思えたとき、それは買いなのです。
反対に、「それなりのリスクがあって、それを反映してPERも低い」場合は、「安かろう悪かろう」なので、パスした方が賢明かも。

今日も、PERが低い理由がわかって買った銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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③バリュエーション、そして売り

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