電話による営業を代行する会社、ＤＭＭＩＸの１Ｑ決算が５月１４日に発表されましたが・・・・売上は１８％の増収。しかし、営業利益はなぜか１０％の増加にとどまります。利益の増加幅が少ないですね、何かあったのでしょうか？

・・・・・決算資料を読むと、「昨年までの季節性が緩和された」ということのようです。主要顧客のドコモが、アハモの売り出しを予定していたため、年度末商戦が昨年ほど激しくなかった、だから、昨年と比べると利益率が落ちた、ということのようです。実際、会社計画比では、営業利益の進捗率は３８％。１Ｑなのに３８％の進捗であれば、むしろ好調といってよいでしょう。通期業績予想では織り込まれていない、ワクチンや給付金関連のスポット業務も受任しているということであり、先が楽しみですね！！

「新規契約は口コミや紹介で獲得している」「採算の悪い案件はお断りしている」という、引く手あまたのＤＭＭＩＸ。懸念点は、「増収に対応できる人員を採用できているか」という点です。少子高齢化で労働人口が減る日本企業は、常にこの点に留意する必要があります。

上記のデータをみる限り、前Ｑと比べて２０％程度増員できているので、まず大丈夫でしょう。２Ｑで減るのも織り込み済みですね。

そもそも１Ｑ２Ｑ単位で何かを判断するつもりはないのですが、順調な決算でした。もちろんホールドです。このまま躍進していっておくれ。

なお、同社は、株主還元として、自社株買いについて言及しています。決算説明動画では、「当面は、資本の積み上げを優先する」とも言っており、ただちに自社株買いをする気配はなさそうです。しかし、変に暴落した場合、自社株買いがありうることは、損切りする前にアタマに入れておきたいところ。

読んでくれて、ありがとー！
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。

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