美容室ってどう?②(田谷
AB&カンパニーをみたついでに、ほかの美容室もみましょう。田谷(4679)です。
行ったことないにゃ・・・
人間用だからね。 ブランド名は「TAYA」、カット・ブロー・カラーなら6500円という価格帯。 フランチャイズはなく、直営です。
ほほう、人間相手に毛を切るのって、もうかるの?
赤字ね。 PLをみると原価割れ。つまり、「スタイリストさんのお給料とお店の家賃の支払でいっぱいいっぱい」 。コロナ前もそうなのかな・・・・?
営業利益がわずか1400万円・・・お医者さんの年収かよ。
①スタイリストの人件費、②家賃、③本社の人件費、のいずれか、あるいは、それらの全部が高すぎるんでしょうね。
その点、AB&カンパニーは、スタイリストのお給料を歩合制にして、売上が減れば人件費も減る仕組みにしてある。家賃も安いところを選んでいる。うまいですね。
ポジショントークすんなや。薄利でも、新店をたくさん出して、ガッツリ成長するかもよ?
CF計算書をみると、本業で2億円稼ぎ、それはすべて固定資産の取得に回っています。古くなったお店の設備を更新するだけで、いっぱいいっぱいですね。これでは、新店を出すお金はない。
じゃあ、ペットの毛も切ることにして、客数をあげるのはどうかにゃ?
それはいい考えですね。じゃあ、投資しろよ。
美容室は、固定費ビジネス。つまり、「売上が減っても、人件費と家賃が容赦なく常に出ていく」ビジネスですから、コロナだと厳しいですね。むろん、田谷には投資せず、で。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。