投資するか迷った時の最適解は、もう分かっている
入山 章栄 (著) ダイヤモンド社
投資について学ぶとき、「わたしは●●で１億円儲けた！」といった株や不動産の投資本だけに頼る必要はありません。
どこどこに工場を建設して進出すべきか。
どこそこの会社をいくらで買収すべきか。
限りあるヒト、モノ、カネをどこに投じるか。
経営者は、常に「投資に関する意思決定」をしています。昨今は、統計解析が広まり、「統計解析してみたら、こういう経営が有効だった」という、エビデンスがきちんとした議論が、社会科学においてもされており、ただの「オレはこうしたら成功した」という体験談ではありません。こういった経営学の知見は、参考になります。
さてさて、ある会社がミャンマーにコーヒー工場を作るかどうか迷ったとき、そして、ミャンマーでそのコーヒーが売れるかどうか不確実なとき、どうするのが最適でしょうか？
「リアル・オプションの事業計画・評価法では、この不確実性を「活かす」発想をする。そのエッセンスはシンプルだ。それは「当初計画よりも小さい初期費用で工場をつくって、とりあえず事業を始める」ことを考えるのだ。例えば「最初の三年間は当初構想より４割規模の工場をつくって、とりあえず事業を始める」としよう。３年も現地で事業を行えば、現地市場の実際の成長性もそれなりにつかめてくるはずだ。不確実性が下がることが期待できるのだ。そして３年経って「やはり市場の成長性は高い」という確信を得たら、その時に限り「オプション」として取っておいた残りの６割を増築すればよい。逆に成長性が低いとわかれば事業を撤退すればよいし、その時でもまだ見通しがつかなければそのまま小規模で事業を続ければよい」（同書１８２～１８３頁より引用させていただきます。）
アップサイドのチャンスを逃さず、ダウンサイドも抑えるメリットのほかに、学習効果もメリットとして挙げられています。
「学習効果の重要性も外せない。小規模でも、とにかくミャンマーでコーヒー事業を始めれば、市場の潜在性や顧客の嗜好が学べる。その経験を通じて、事業環境への不確実性も下がってくる。事業を始めなければ学習もできないので、不確実性も下がらない」（同書１８６頁）
株式投資の場合は、「少ししか投資していなかったら、いつのまにか株価が上がってしまった」ということがあり、必ずしも追加投資が容易ではないので、上記の事例がそのまま当てはまるわけではないわ。しかし、「とりあえず買ってみる」ことの、学習効果はバカにならないものがあります。
１日にどれくらいの値動きがあるのか。
どういったニュースに反応するか。
直近の決算はどうだったか。
わずかでも買ってみると、こういったニュースが目に飛び込んでくるようになり、自動的に経験値が蓄積されます。
調べても今一つ腹落ちしないけど、ちょっと気になる銘柄。とりあえず、少量、買ってみませんか？ミャンマーでコーヒーが売れるかもしれないよ？
読んでくれて、ありがとう
とりあえず買ってみた銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしください
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「少しだけ買ってみる。 すると色々見えてくる」って言葉 いいですね。私の保有株は
会社名 コード 取得価格
ｼｮｸﾌﾞﾝ 9969 279円
Link-U 4446 1,178円
ﾍﾞﾈｯｾHD 9783 1,965円
ｸﾘｰｸ&ﾘﾊﾞｰ 4763 1,078円 といずれも少額で株数も少しです。 コロナ感染拡大による「巣ごもり需要」で
食材配達のショクブンが初動ですが、お客さんからの電話が殺到している状態とか。 明日から暴騰劇が始まっても
おかしくない状態です。 下の３銘柄は いずれも大底値近辺なので 注目程度 少量の仕込みです。
神栄を一回だけストップまで買って、利確してしまいましたが、次と今日のストップには手が出ませんでした。 相場
巧者になりたいけど なかなか難しいですね。 株は４０年ほどやってます。
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＞くらげ大魔王さん
コメントありがとうございます！
神栄、利確おめでとうございます！！
クリークアンドリバーは、あたしも注目しています。良い会社だと思います。
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とりあえず買ってみる。
これ、大正解だと思います。
何事も始めなければわからない。
授業料惜しんで頭でっかちに
なったところで先へは進めない。
失敗恐れるよりレッツビギン。
株嫌いの日本国民に訴えたいわw
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＞soy爺の株式投資さん
お久しぶりです！いつもありがとうございます(*^^*)
まさに、失敗恐るより(小さく)レッツビギンだと思います！