動画制作の時代!ファインズ
七つの海さんからコメントいただきました!!
「どうもお久しぶりです。
(お久しぶりです!)
5125ファインズを保有しています。ファインズは、中小企業向けに動画を作成・販売し、その動画の視聴データを使って当該中小企業のコンサルティングなどをしています。
参入障壁はありませんが、未開拓の中小企業がたくさんあるようなので、競合が出てきても、当分は成長できる、と考えています。
(参入障壁がないのはキライです・・・・)
suriaさんはどう思いますか?ブログにて分析していただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。」
ということで、みてみましょう。
企業向けの動画?PR動画みたいな?
そう。企業紹介とか人材採用のための、3分くらいの動画を、1件130万円くらいで作る。作るのみならず、閲覧データにもとづいてコンサルもするのがウリらしい。直近の2Q決算は、どうでしょうか・・・・
利益40%増!!好調じゃない!
2Q累計でみるとそうなんだけど、2Q「単体」と1Qを比べると、原価率が85%から83.8%に落ちている。制作単価も139万円から129万円に落ちている。ビミョーに薄利多売方面にいきつつある・・・・?
気にし過ぎでしょ、たまたまなんじゃねーの?
決算説明会の質疑応答で、社長さんは、以下のように言っているわ。
計画に対して単価が下ブレしており、予算達成に向けて一人当たりの納品件数を増や
していかなくてはならない状況でございます。来期以降に関しては、景況感もあり単価の
下振れが改善できなければ、当初予定していたトップラインより下がる可能性がある
当初想定していた一件当たりの制作単価減少の影響もあり、こちらを早期に
第 2 四半期決算説明会 質疑応答(要約)
改善していく、ないし一人当たりの生産性を上げていかなければトップラインが未達
になってしまう可能性ということは十分に考えられますので引き続き当社として、こ
こは頑張ってやっていくしかない
社長さんの想定が当たらないようでは・・・・
動画制作というレッドオーシャンで、基本は買い切りの単発的なビジネスで、今後も2ケタ成長を順調に続けていけるかどうか・・・・・んー、動画制作という点で差別化できないなら、すくなくとも営業面において、何らかの圧倒的な強みがほしいところですね。有力な提携先があって、そこの会員から30%の確率で受託できるとか・・・。
会社の資料では、「競合が少ない中小企業向けに、直販でやっている」ということですが、それが圧倒的な強みだとはちょっと思えないですね・・・。
お値段はPER11。キャッシュリッチなのでDCF法でみても、価格としては安めと言えると思います。これ以上、安くなる道理はないでしょう。
ただ、はっきりした差別化ができていないなら、どこかで成長がとまるか、単価がさがってもおかしくはない・・・それは10年後かもしれませんし、この2Qで既に始まっているのかもしれません。だって、「相見積もりとったけど、他社さんでは100万円だって。値下げできる?」って言われたら、ある程度、応じざるをえないでしょう。
結局のところ、あたしには、なぜこの会社が「他の会社を押しのけて」成長できているのか、理解できていないので・・・・パスですね。「押しのけるような状況になっていない」つまり、「未開拓の中小企業がたくさんあるようなので、競合が出てきても、当分は成長できる」というのは確かにあるかもと思いますが、社長発言が不穏なので、やめておきます・・・・七つの海さんのご成功をお祈りいたします!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
分析いただきましてありがとうございます。
動画制作と、その動画の視聴データをもとにコンサルティングができる会社が現状ではほとんどないというところが営業上の強みだと思っています。
また、動画制作単価が下がっているにもかかわらず、Videoクラウド事業の2Qの売上高が1Qよりも順調に増えているので、Videoクラウド事業のうちの、動画制作サービスを除く、動画配信プラットフォームサービスとDXコンサルティングサービスが大きく伸びていると判断しています。
そのうえで、「トップライン」といえば一般的には売上高のことをいうと思いますが、質疑応答の中で「売上げのトップラインに関しましては」という表現があるので、売上目標に幅があって、例えば、上・中・下といったラインがあり、そのうちの上のラインについてはがんばらないと未達になると言っているのかと思っていました。
ほかにも、動画制作単価を表す棒グラフについては、1Qと2Qの10万円の差額を敢えて誇張しているし、慎重なのかなと思っています。
いずれにしても、同じ資料を読んでも全然見解が異なるなんて、とても楽しいです。
あと、ほぼ毎日アクセスしている読者にもかかわらず、suriaさんの嗜好を理解していなかったなんて(キライと言われてしまった)、反省です(笑)。
(参入障壁がないのはキライです・・・・)
自分も優良株の条件として経済的堀がある事を第一条件にしているのですがなかなか無いですね。自分が株を始めた時は日本株には経済的堀がある企業はないと言う人が大多数だったぐらいなので
でも逆に言うと投資対象にするかどうかは経済的堀があるかどうかでほとんどふるい落とせるので簡単でいいのですが
経済的堀があるのは、ホント、貴重ですよね!!外部からみると、「これって、ほんとに堀なの?」っていうのもありますし・・・・・良い銘柄があったら、教えてください(笑)
良い銘柄というか注目しているのはJNJのスピンオフされる一般大衆薬部門はどうかなと思ってています。
ありがとうございます!!
でも、米国株かつ製薬ということで、あたしにはムリでしたわ・・・・
米国株は現地の人に比べて情報的に不利だし自分の場合英語も出来ないのでもっと不利ですので出来れば日本株の方がいいのですが今のところ投資していて大怪我をしていないので投資対象にしています。製薬は自分も微妙ですが大衆薬は特許切れがないので投資対象にしています。高配当とか低PBRとか投資対象を限定しすぎると経済的堀のある銘柄はみつけられないでしょうしかといって能力の輪の外にでるのも危険なので難しいところですね。