アップガレージ解剖②

前回の内容をおさらいすると、

①アップガレージはおそらく(卸ではなく)店舗拡大が業績拡大のキモである。
②利益率の上昇も期待されている。

ってことです。


ところがですね、これって「現状の延長戦上の成長なら」なんですね。


IRをみると、どうも米国の最初の店舗が異常に好調のようです。

毎年1店舗、海外店舗を出店する計画ですが、好調すぎるので加速するかも、との話があります(カブベリーさんの2024.8.25のセミナー1:03分あたり)。

5年レベルの業績拡大にあたっては、どうやら米国進出がおおきく役割を果たすようであり(同52分あたり)。

実際、中計では、海外比率50%と書いてあります。2040年までに、という趣旨ですけどもね。

少なくともUSA一店舗目の好調をみると、海外50%もまったく夢物語ではない、としか言いようがありません。国内で300店出せるなら、アメリカで500-600店は出せるはずであり、凄まじいポテンシャルということになります。

正直、直営店の拡大だけだとちょっとパンチ不足ですけど、米国進出が具体化すると、凄まじく化けるはずです。これでPER10はないでしょう。


懸念点も記しておきます。

うーん、店舗スタッフが「減っている」。10%くらいは辞めているようですねえ・・・・・これはちょっと怖いな。中古のパーツを買い取るという性質上、資格は必要ありませんけど雇って1-2か月のペーペーではなかなか業務になりづらいんじゃないかしら。パーツの取り付けとか、できなくちゃいけないんでしょう。


直近の月次や離職率など、ある程度の不安要素はありますが、米国進出のポテンシャルが大きすぎるので、どこかでインしたいですね。

さて、最後はバリュエーションです。つづく。

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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