さて、１２月の月次です。

まずは既存店。右端の人時生産性つまり売上の人件費に対する効率性は前年並みでＯＫ。売上は３．７％プラスで、原因は単価が結構下がって客数が増えているので、質はよくはありません。

全店売上は、１８店増えて＋１０％。既存店はおおむね平時８００－１０００万円の売上、新店は４００万円くらいなので、許容範囲内ではありますが、ちょっとだけ寂しいかな。

次に製品事業は、新車、海外、スマホが＋２０％を超えており、すさまじい。それに対して、アフターマーケットつまりプロショップがぼちぼちというところ。プロショップの総数が伸びていないので仕方ないんでしょうか。まあ、新車や海外、その他が伸びて、全体の伸び率も上向いていくのは時間の問題でしょう。


単価が高い、個別の店舗をみてみましょう。ディーラー併設店の

有明店は、変わらず単価３万円。
岸和田北は６月３．４万→９月２．４万→１２月２．５万。
四日市南は６月２．７万円→９月２．２万→１２月２万円。

どうやら、「ディーラー併設だから単価が高い」とまでは言えなくなりそうです。有明、場所がいいだけですかね。


カニバリの進行もみていきたいと思います。

３月月次に対する４月２日の谷会長のブログで言及されていた店舗をみてみます。

（３月の売上前年同月比→４月→５月→６月→９月→１２月）

LABO世田谷店７２．３％→７２％→７９％→７９％→９３％→８６％
LABO246玉川店８９．８→９１→８５→７９→１１０→１０４
LABO昭島店６１．８→６９→６１→７７→８８→１１２
LABO三鷹店７４→７７→６７→７０→８９→１０４
LABO小平店８０．４→８１→８６→８５→９４→１０１
LABO小山店８４．５→９７→７１→７５→８９→８５
LABO草加店９２．６→１００→８４→９８→９６→９７
LABO浦和美園店８２．２→９０→８２→１０５→８１→８５
LABO大宮店９１．６→７２→１０２→９４→８５→８６

７０％や６０％といった数字はもうみられません。カニバリはもう大丈夫そうですね。近接店を建てているのに８０－１００％まで回復する、というのは、かなりスゴイと言っていいと思います。


２Ｑ業績予想ですが、売上予想１２４億円に対して実績１２１億円で２．５％未達。利益の方は、例年どおりの利益率であれば、３８億円予想のところ実績４３億円くらいになるはずであり、むしろ業績予想を上回り、前年比＋２９％くらいになるはずです。


ということで、細かい懸念を指摘することはできるのですが、全体として良い１－２Ｑだったと思います・・・利益が出ているからね。原因は、利益率のよい製品事業がきちんと伸びているところにあります。カニバリの回復も、需要の強さの裏付けにほかなりません。

「なんだかんだ、利益は結構スゴイ」という決算ばかりのような気がしますね、keeper・・・強いな。今後は、製品事業に重きをおいて見ていかなければ、見通しを誤るでしょう。

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い１日をお過ごしくださいね。