Keeper月次の読み方のお作法
谷会長のブログを一気読みしてから、月次の読み方がわかりました。
まず、売上の相場感です。その店にいる人員数にもよるのですが、平均的なところは、6-7人体制で、12月でなければ600-700万円くらいの売上。これが標準的。1000万円に迫ると「すごい」と言われます。
注意点として、当然、12月は平月の倍くらいになること、反動で1-2月は低調になること。また、店舗の人数によるところが大きいので、店舗としてうまくいっているかは、売上高よりも人時生産性でみるべきです。また、2年経過しない新店は売上400-500万くらいです。
次、人時生産性。Keeperの人時生産性は「売上」÷労働時間です。普通は粗利を割ります。売上を割るのは人時売上高、という場合が多いですね。で、これは7000円あたりが標準。5000円台では低く、8000~9000円だと「忙しすぎなので、人員補強すべき」となります。
注意点のひとつめが、単価の上昇。単価は16000円くらいが相場ですが、TREXの登場などによって単価が上昇すれば、8000円台でも忙しくない・・・という日がくるかもしれません。注意点のふたつめが、5月や6月。4月の新入社員が参入されるので(4月は算入されないっぽい)、生産性は下がりますが、一時的な現象です。また、1-2月の閑散期は社員さんが1週間の休みを交互にとるので、人時生産性は意外に下がりません。
最後、「既存店前年比」。これが実は一番厄介です。もともとKeeperは、お店に対し、「売上がワンランクあがったらその分人員を補強する。だから安心して売上をあげろ」と約束しています。ですから、売上が上がれば人員が補強され、ブースも増設されます。ところが、スペース的に増設できない場合は、近接店を建てます。
ここがミソなんですね。つまり、近接店は、ブースの増設代わりであり、もともとの店舗にプラスアルファする存在です。ですから、既存店と近接店でカニバりが生じたとか、既存店の売上が減った、という評価自体が誤りなんですね。別の言い方をすると、既存店と近接店を独立して評価するのはおかしくって、「その2つを併せた売上が」既存店の120%とかになってれば会社としては万々歳なわけです。だって、ブースの増設で対処できていればそうしていたし、近接店はブース増設の代わりみたいなものですから。
ですから、店舗ごとの売上が落ちている、というのも誤りです。その「店舗」は、近接店も1店舗としてカウントしていますが、実質をみれば近接店は既存店の強化、ブースの増設に過ぎないので、1店舗としてカウントするのが間違っているんです。
以上をふまえると、Keeperの月次でみるべきは、ふつうの店舗商売と違って、「総売上高」と「人時生産性」ですかね。
「既存店売上高」だけをみると、「近接店が建てられたので売上が減った既存店」も含まれてしまい、過小評価になってしまいます。あくまで、人時生産性が維持されて、かつ売上が上昇していればよろしい。売上が上昇しつつ生産性が落ちていないなら、新店舗の開店または「ブース増設代わりの近接店出店」がうまくいっている、ということだから。
こういう事情は、四季報や開示資料を読むだけではわかりません。
英文の開示資料を読んで投資している外国人投資家は谷会長のブログを読めないでしょうし、日本の機関投資家も谷会長のブログを毎日読んでいるほどヒマではないでしょう。日本語で谷会長のブログを読める、というのは、あたしたち個人投資家にとって、とんでもないアドバンテージです。ありがとう、谷会長。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
suriaさん、こんにちは。
やはり気がかりなのは今後のコーティング需要ですかね。
出光とのir後は私もすげーと思いました。
それぐらいの需要があるから出光のSS等を活用して成長を加速させるのだろうと。
ただ、市場も開いておらずここ数日冷静に今後を予想しましたが、そこまで加速する程コーティング需要があるのか?
正直月次や決算からはLaboの方はそこまでの成長を裏付ける数字が弱い。
7月の客単価についても、6月末の賞与の影響で一時的と考えた方がしっくりきました。
会長のブログからも8月は洗車は増えてもコーティングは?みたいなコメントもありますし、フォトログも低調。
私も仕事の通り道でラボやプロショップを注視してますが、会社が言う程の需要を感じたことはありません。
新店が軌道に乗るまで2、3年みたいなので、今後数年は今までよりは低成長なのも理解はできますが、なんか楽観的な見立てに思うのは私だけでしょうか?
そうですね、、、月次が微妙になってきたのは今年に入ってから。それに対して出光との提携の話は、当然、一年は前から始まってたでしょうから、もしかしたら、会社も「、、、あれ?」とか思ってるかもしれませんね笑
そうなんですよね。
中経の下方は先行費用で説明できますが、現実問題その先行投資の新店が既存店をカバーしている裏付けはなく、まだ予測の域を出ていませんからね。
だからこそ株価も低調なんでしょうけど。
それでも、会社予想のepsが175でperを20倍としても3500円ですから今ぐらいの株価で買えば損することは考えずらいですが。
素朴な疑問なんですが、suriaさんは3億以上資産があって、なぜまだ個別株のリスクをとって投資されてるんでしょうか?
失礼ながら贅沢されてるイメージもないですし、家も賃貸。そんなにお金を欲してる印象もないです。
一億をインデックスで投資すれば生活費は稼げそうですし、まだ2億残ります。
これ以上資産を増やしてなにか成し遂げたいことがあるんでしょうか?
野暮なこと聞いてすいません。
ふふふ、まったくもって同感です、、、どこかの時点で、資産の3分の1〜3分の2くらいをインデックスにして、「今後生活に困る」という可能性を限りなくゼロにしたいと思ってます、、、、思い続けて3年くらいでしょうか笑
理由のひとつは、まさにkeeperみたいに、少なくとも大きな負けはなく、かつ場合によっては上に跳ねる可能性もそこそこある、というようなチャンスがチラホラあるように思えるからですね。
もうひとつの理由は、そろそろ景気後退で円高米国株安となる、、、と、ここ一年半くらい、思い続けているから、です。まだそうはならないのよね、、、。
suriaさん、こんにちは。
現在ロードスターかプレミアグループを買い増そうか検討中です。
ptsを参考にすると、ロードスターは売り気配で始まりそうな雰囲気。
2260円ぐらいでしょうか!?
資産価値とほぼ同額で、悪くはない。
プレミアグループより株価を上げるパワーもあると思います。
一方プレミアグループは1800円割れ。
ストックビジネスで大崩れはなく、安定感が売りですが、その反面株価の上昇力に欠けます。
個人的には甲乙つけがたく、suriaさんのご意見を聞いてみたいです。
こんにちはー、概ね同意ですね。
プレミアグループは、業績は安定ですが、出来高が少ないからか、安定しすぎて業績の上振れ余地がないからか、中期的に株価がガッとあがる姿は想像できないですね。
ロードスターは、何かきっかけがあれば、資産価格プラスアルファに戻ることはすぐにありそうですね。ただ、中長期的に伸びていけるかどうかはよくわかりません、、、仕入れ次第なので。
どれくらいの時間軸で投資するかによりますが、プレミア2、ロードスター3くらいにわりふってみてはどーですか。