プライム落ちを狙え？
悲喜こもごもの地獄が展開される
東洋経済最新号を読みました。現在、一部上場ですがプライム市場に残れないかもしれない３００社がリストアップされています。現在一部上場していないがプライムに上場するのでは、と思われる会社もリストアップされています。
あたしがなじみのあるところでは、マンション販売かつオープンハウスの子会社プレサンスコーポレーション、コプロ、あとは人材派遣アルトナー、介護のウチヤマＨＤ、オリコが、プライム落ちリストに含まれていました。逆に、プライム市場に上場するのではないかとされる企業では、ワークマン、セリアなどが書いてありました。実力があるのに、あえて東証一部に行かなかった方たちですね。
おさらいです。
来年４月から、「東証一部・二部・マザーズ・ジャスダック」というのはなくなり、「プライム」「スタンダード」「グロース」に再編されます。
プライムに残るために、一番、厄介な基準が、「流通株式３５％以上」という基準。親会社が大量の株、たとえば６６％の株をもっていたら、プライムに残れません。プレサンスとか、ゆうちょ銀行、オリコとかね。
また、流通株式時価総額が１００億円を超えなければならない。５０％流通しているとしたら、時価総額が２００億円、なければなりません。アルトナーは、時価総額が９０億円なので、現時点ではムリでしょうね。株価が倍になれば、話は別ですが。コプロもウチヤマＨＤも同じような状況です。こういった、時価総額が小粒な方たちも、プライムから退場を迫られます。
どう対応すべきか？
今まで、東証一部に入ることは、株価にとってすごいボーナスでした。東証一部に入れば、ＴＯＰＩＸに含まれることになるので、ＴＯＰＩＸに連動するＥＴＦの会社が必ず株を買うからです。買い手、しかも値段に頓着せず機械的に買う買い手が一気に増え、株価が騰がるわけ。また、「運用会社のルール上、一部の銘柄しか買えない」という機関投資家も多く存在するようです。彼らも買えるようになるわけですね。
逆に、プライム落ちしてしまうと、そのボーナスがなくなり、株価は下落することになります。「経過措置」があるので、ただちにプライム落ちするわけではありませんが、「プライム落ち確実」となれば、先に株価は下落し、実際にプライム落ちしたときにさらに下落することになるでしょう。
ＴＯＰＩＸの改編も同時に行われます。プライムに経過措置で残留していても、流通株式時価総額１００億円未満の企業は、２０２５年４月からＴＯＰＩＸより完全に外れます。その判定自体は２０２３年１０月に行われ、２０２５年４月まで徐々にＴＯＰＩＸの組み入れ比率を落とされ、消えていきます。
ですから、プライム落ち予備軍は、今後、年単位で株価が低迷する可能性があります。よほどの優良企業で、長期投資目線でなければ、買うことはできないですね。
逆に、「ぎりぎりプライム落ち」は、時価総額が少しあがれば、プライムに残る、あるいは上場するわけですから、ちょっとねらい目ですね。ただし、２０２３年１０月時点で流通株式時価総額１００億円未満の場合は、徐々にＴＯＰＩＸから消えていくことには引き続き留意しなければなりません。
逆に、いま、東証一部でないのに、プライムに上がりそうな企業、これはねらい目ですね。あたしの持っているロードスターキャピタルは、時価総額が２００億円、流通株式は（多分）５０％くらい。２－３年もすれば、プライムに上場できるでしょう・・・・・楽しみです。
読んでくれて、ありがとー！
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
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suria 様
おはようございます。
ロードスターキャピタルに期待して内容なのでしょうが、suriaちゃんさんからこういった視点の記事が載せられるとはちょっと意外だったのでコメントしました。
御存意かも知れませんが、決算発表資料を基に業績状況を掲載されてる次のブログを繰り返し訪問しています。
ロードスターの記事もあったので参考にお送りします。
〇なっちゅうの市川総合研究所 https://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-12672574905.html
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suriaちゃん、おはよー(^o^)
平成って表現が間違ってますぜ！
20〇〇…
東洋経済、さっそく楽天マガジンで読んでみたよ！
コプロは何かアクションを用意してそうですね(*･ω･)ﾉ
大きめなM&Aとか
リタメコが手放したりとかなのかなぁ…
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＞13087378iszkさん
ありがとうございました！乖離率のお話も。
プライム上場「のみ」を理由に投資することはありませんが、儲かるイベントが多いにこしたことはないと思っています。
リンク先も、見ました！すごく深い分析ですね。投資成績などうなのかしら、、、、、。
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＞nekoさん
おはよーございます！nekoさんは楽天マガジンで読んでいるだろうと思ってました！
めっちゃ誤記でしたね、ありがとうございます(^_^;)
リタメコが放出すると株価が下がるので、やはり大きめのＭ＆Ａですかね、、、。株価、倍にしないといけないし。
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＞らなすけさん
ありがとうございます！東洋経済もぜひ！
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＞suriaちゃんさん
ご返信ありがとうございました。いつも情報提供ありがとうございます。
なちゅの市川研究所のブログは、淡々と（多分ですがご自分の保有株）の決算状況を記載されています。
私とは資産レベルが違い過ぎて「業績が良いのになぜか割安株」を探す程度の活用しかできません（運用状況の公開なし）。
たまに、出される記事
〇「結局のところ「ソフトバンクKK」、だけでいいのではないか問題を考える」
https://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-12677151297.html
〇【GWに考える】永遠の「グロース株・バリュー株」問題
https://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-12672569213.html
など気に入っています。
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私は、昨年８月から、日興証券の定期定額買い付け（キンカブ）で、毎月１０万円分ずつコプロを仕込んでいます。７月９日（金）の終値で、投資総額１２０万円に対して、１５２，５６１円の含み損になっています。
仕込み中に株価が低迷するのは好都合ですが、プライム落ちの可能性は想定外の事態です。
今後の方針としては、次のとりです。①キンカブでの仕込みを中止。②塩漬けにしてコプロの株価対策を見守る。③コプロの代わりに、J.フロントリテイリングを仕込み、コプロを損切りする場合の損益通算の材料とする。
コプロがプライム落ちを回避するためには、流通時価総額１００億円以上を達成する必要があります。そのための対策が取られず、株価の低迷が続くようなら、損切りするしかないと思います。
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＞keijinmonさん
コプロは質のよい人材採用のため、他の企業以上にプライムに残ろうとすると思います。Ｍ＆Ａ、増配、優待新設など、全てやってくるんじゃないかしら。
ただし、２０２３年１０月までに時価総額を倍にするのは至難のワザ、、、(；ω；)
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＞suriaちゃんさん
> Ｍ＆Ａ、増配、優待新設など、全てやってくるんじゃないかしら。
東洋経済の記事で、コプロの状況は、流通時価総額54，58億円、時価総額135，2億円、流通株式比率40．4％です。流通株式比率を高めるとともに、株価対策を行うことになると思います。もう、損切りは覚悟しているので、どのようなプライム落ち回避策が取られるか、見物です。