子ども服ってどう?③(しまむら
ナルミヤ、西松屋をみたついでに、しまむらをみてみましょう。お洋服を売っています。売上に占める子供向け服の割合は7%なので、子ども服専業ではありませんが、比較のために。直近の決算は・・・・・・?
はい、利益だけが65%の異常なプラスですね。またまた、「コロナ特需 → 値引きせずに売れた →原価率の改善」でしょうか・・・?
PLをみると、あきらかに原価率が改善しています。決算説明資料には、「在庫コントロールの改善、短期⽣産による売筋商品の追加、レジ割引の抑制等により、値下が削減されて粗利益が改善」とあります。コロナと関係ないの?!
・・・・・って、ホントかな。コロナと関係ないなら、65%も爆益にならないんじゃないかな・・・・・。もしも、「しまむらの企業努力で原価率の改善が達成された」、コロナとは関係ない、というなら、今後も原価率の改善効果は続くということになりますね。
「コロナで郊外店に特需が発生した」ということであれば、「コロナがおさまれば原価率の悪化」を覚悟しなければなりません。
会社の来期業績予想では、売上、利益とも1-2%の増加を予定。中期経営計画では、以下のとおり・・・・
【中期経営計画2頁より引用させていただきます。】
原価率が元に戻ることは考慮していないっぽい。しかし、「3年かけて売上10%増」では、インパクトにかけますね。営業利益率の改善計画はすばらしいですが、利益率の改善による増益には限界がある。しまむらは既に1400店、グループでは2200店展開しており、年間200店出店みたいなことはムリでしょう。
現在、PER14ですから、そんなに成長性を織り込んでいるわけでもありませんが、営業利益率の改善がひと段落したらどうするのか・・・・
そのあたりが見えないと、投資できないですね。営業利益率の改善に賭けて3年間ホールド・・・・っていうのは、あたしはちょっとパスだな。
読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
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少子高齢化が急激に進む日本で、子供服の会社なんてお先真っ暗だろうと思っていましたが、案外業績が良いのですね。市場が縮小する中でも、適度な品質の商品を「お値段以上」の安値で販売する会社は、シェアを拡大しながら成長するのですね。
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>keijinmonさん
そうですね、結局、価値あるものを提供できる企業は、厳しい環境でも生き残るみたいです(⌒▽⌒)