またまた好調!(飯田グループHD
飯田グループHDは、年間4万棟を売る最大手の住宅会社です。積水ハウスとかタマホーム、オープンハウスなど、ほかは軒並み1万棟前後ですので、その大きさが分かりますね。
で、5月14日、通期決算が発表されています。その内容は・・・・
売上は4%の伸びなのに、利益が45%増!!ハイ、利益のみが伸びすぎですね。原因はなんでしょうか。決算説明資料をみていくと・・・・・。
売上も販管費もそんなに変わっていないので・・・・・・・・原価率の改善が原因ですね。
【同社決算説明資料28頁より引用させていただきます。】
もともと、売価の89%が原価だったのが、83%にまで!!右肩上がり、すごい勢いで改善しています。
なぜ儲けが増えたか?「いつもより高く売れたから」。
そして、「なぜ高く売れたか」は・・・・・・・資料上はわかりませーん。でも、原価率の改善は、ケイアイスター、オープンハウスも同じでした。「コロナの在宅勤務で戸建て需要が増えて、値引きをあまりせずに売れた」というところでしょうか。推測ですけど。
そういう泥臭い理由であれば、決算資料にのらないのも、ガテンがいきます。
その仮説が正しければ、今後も、「値引きせずに売れる」状況は変わらないでしょう。日本のワクチン接種が遅れるなら、なおさらです。
事実、飯田グループは、次期、営業利益+5%を見こんでおり、原価率が元に戻ることは想定していないですね。令和3年5月時点でも、「先行指標である飯田グループのウェブサイトへのアクセス数は、令和2年9月以降、増加傾向にある」ということなので、根拠ありの楽観視でよいのでしょう。
また、気になるウッドショックの影響は、「子会社に製材会社あるし、原価に占める木材の割合少ないんで、大丈夫」みたいなことをおっしゃっています(いずれも、決算説明動画の24分すぎに言及)。同社は、売上の来期予想も前年並みで出しているので、「ウッドショックでそもそも着工できません」という事態は、これまた想定していない。
現在、PER10倍。今年度はコロナ特需の継続で盤石と思いますが、業界最大手となると成長余地が乏しいので、よほど安値でなければインデックス投資に勝てないかな・・・・。投資はパスしますが、戸建て販売の好調であること(値引きせずにポンポン売れてる?)、それが継続しそうであること、ウッドショックは乗り切れそうであること、と、良い情報がとれました( ̄▽ ̄)
読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
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おはようございます!
今日も良いお話をありがとうございました。
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>miiko2021さん
おはようございますー、ありがとうございます、励みになります!!
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こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいております。
アパレル業界は調査された事ありますか?
ナルミヤインターナショナルという会社がマルチブランド×マルチチャネル戦略をとり、コロナの環境変化に対応し、かつ、成長性もある(コロナ継続でEC成長、コロナ収束でSC成長、百貨店構造改革で収益性アップ)と思ってます。
ご意見お聞かせください。
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こんにちは、いつも楽しく読ませていただいています。
都内や近郊の戸建の金額が数年前に比べて
明らかに上がってきています。
少し前のマンション価格のよう。
庶民には、庭付き戸建。
買えないなぁと感じてきています。
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>kiktomryuさん
ありがとうございます!ご指摘のとおり、なかなか面白い企業だと思いましたので、記事化しました。そのうちUPします!
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>erieiさん
そーですねえ・・・・・マンションも、もう6000万円とか7000万円ですし。
これから、日本はどうなるんでしょうか・・・・。木材もコンクリも人工代も、騰がる要素しかありません・・・・(>_<)