決算書本文をよむ①メイン事業の現況

 

２０１９年の決算書のセグメント情報をみてみましょう。

 

 

あれ，売上高も利益も減っている・・・・・・・

機器の販売から年数が経って売上が減少。

営業資産の買収？？？に伴う利益の減少。

 

一本調子で上昇，ってわけではなかったのかな。

さらに昨年２０１８年はどうだろう。

 

 

またまた、売り上げも利益も減少かい

 理由は，販売ではなく賃貸の比重を高めた，とのこと。

まあ，ひとつの機器がポンと売れる販売より，毎月レンタル料が発生するレンタルの方が，売上は低そうですが・・・・・・

企業全体として売り上げも利益も減るのでは，ねえ・・・・・・・・

 

さらに、さかのぼってみましょうか。２０１７年。

 

 

ようやく増益になりましたが，売上高は減少ですね。

減収増益になった理由は・・・・・・賃貸収入の増加，販売費等の低減？具体性がなくて，よくわかんない・・・・・

 

 

 

ひたすらカラオケ機器販売のみをみていると，いくつか分かってくることがあります。

 

エルダー市場つまり老人市場向けが増えていること。

機器を売ってしまう形態と，レンタルする形態があり，どうやら後者を増やしていること。

定期的に新商品を発売して売上アップ→　時間が経って売上微減，を繰り返しているようであること。

売上は長期では減少傾向にあること。

 

これに加えて，ＩＲ資料，第一興商のホームページ，ライバル業者の決算書などをみまくれば，カラオケ機器について勝手に詳しくなります。

 

 

で。

 

売上は，２０１６年から２０２０年にかけて５％ダウン。利益は３％ダウン。

 

毎年，決算書にいろいろ書いてあるけれど，ジリ貧ですね。しかも，ジリ貧の理由が，今回はよく分からないですねえ。毎年毎年、一貫しない理由で一貫して売上減少なの？レンタルの比率が増えただけなのか，顧客数が減っているのか，経費が増えているのか・・・分からない。ので、今後、第一興商が再起するかも不明、分析不能。

 

 

間違いなく言えることは，メイン事業がこのレベルのジリ貧では，インデックス投資に勝てない，ということ。

Ｓ＆Ｐ５００であれば毎年１０％程度，伸びるわけ。数％売り上げが上がった下がった，というレベルでは，それに勝てなさそう・・・・・・・・とあたしなら，見る。

 

さらにサブ事業の飲食店の方も同様に分析すべきですが，長くなりすぎるので今回は割愛しますね。

 

まとめ：「メイン事業はジリ貧っぽいし，再起の可能性不明。インデックスには負ける，かな」

 

 

分析上のまとめ：

①メイン事業に注目します。営業利益の小さな事業は企業業績ひいては株価に影響ないでしょ？

②で、増益減益あるいは横ばいの理由をみます。必要なら過去に遡る。

③長期的な理由で増益なら，今後も増益が続く可能性が高い。株価もそれに追いつきます。

増益減益の理由不明なら、今後の推移も不明。それに投資するのはギャンブル。

④なお、インデックスに勝てる高い成長率がないと，個別銘柄に投資する意味はないよ。

 

 

ここまででしんどかったかもしれません。

が，単にネットでポチポチみているだけです。

日本のカラオケ市場がみえてきて，面白くないですか？

 

「お年寄りがカラオケするんだけど，ジリ貧・・・・」「買い切りからレンタルへ・・・・」

お年寄りは今後もカラオケするのかな。

なんでレンタルが増えてるのかな。短期間で返したいのかな。

コロナでレンタル機器は返却が多くなるのかな。

 

何より、頑張って分析すれば・・・・・・・

 

 

 

 

オープンハウスとグリムス急騰で，含み益が６３００万円，証券口座内のみで２億７００万円まできましたよ，イエイ

 

「投資能力への投資」（＝投資のお勉強）って，健康及び瞑想への投資に並んで，最強だと思います。

 

 

次回は，財務諸表を見ていきたいと思います。