ここも電気事業やってるゾ【伊藤忠エネクス】
①家庭向けにLPガスを売る(営業利益28億円)
②給油所でガソリンなどを売る(同82億円)
③アスファルトや船舶燃料を売る(同28億円)
④電気小売(同58億円)
の4本柱。
グリムスと比較したいので,④のみを見ていきましょう。
ようし、過去5年をみるゾ
同社の2020〜2017の決算説明会資料(いずれも通期のもの)より引用させていただきます。
まず,2020年。
営業利益2倍!!
2019年。営業利益,半減・・・・
2018年。営業利益,30%減。ただし,資産の売却が前期にあったとのこと。
2017年。普通に伸びてますね。
発電所の売却やら地震やらデコボコはありますが,概ね,右肩あがり,ですかねー。
高圧(大規模な工場など)の契約は減少ですが,低圧の契約増で補っています。そういえば,北海道電力は,高圧の契約を取り戻していましたね。
なお,意外と他社に資料に出てこないのですが,原価率が90%前後であることも伊藤忠の決算資料から計算できます。
2020年:売上905億円で,売上総利益96億円,営業利益58億円(販管費48)。原価率90%,利益率6.4%。
2019年:935億円→71億円→27億円(販管費47)。原価率92.5%,利益率2.8%。
2018年:786億円→89億円→46億円(販管費43)。原価率87%,利益率5.8%。
こうしてみると、販管費はあまり変わらないので,いかに電気を安く仕入れるかがキモね。
2700円で仕入れた電気を3000円で売る。利益は150円,というところ。
グリムスの原価率は84%,営業利益16%なので,その異常さが分かります。
イーレックスなど他の会社だと,IR資料上,原価率などが分からないので,助かるわ!
なぜ低圧の契約が増えているのか,つっこんだ理由はIR資料に書いていない。
それゆえ,今後,どうなるかはよく分かりません
さらに。
伊藤忠エネクスの株をかうということは,ほかの3つの事業も今後の予想を立てなければなりません。
ちょっと,あたしの手には負えないな。
変数が多すぎるよ
「家を売ってます。以上!」
「電気を売ってます。以上!」
みたいな,シンプルな会社がいいや。
そのほうが、予想を立てやすく、勝率が高いと思うから。
読んでくれて、ありがとう
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