株価をみないために(戦略的注意配分)
あいかわらず,ダウが500ポイントあがったり,さがったりしてますね。
ニュースをみると,理由は,コロナがどうこう,トランプさんがどうこう。
トランプさんの発言はともかく,コロナの感染状況は1日ではそんなにかわらないよね。
だから,市場の株価の動きは,ただのノイズ。気にしなくていい。
と,頭でわかってはいるけど,株価を見てしまう・・・・・・
それで落ち込んだり,ほっとしたり・・・・・
それで,精神的に消耗し,不合理な判断を行い,損を拡大させる。
このスパイラルに陥らないためには,どうすればいいかしら?
こういう心理学の実験があります。
4歳の子どもに,マシュマロやクッキーをみせる。
数分,食べるのを待つよう指示し,大人は席を外す。
こっそりがまんできずに食べてしまう子どもと,がまんできる子どもに分かれる。
ガマンした子は,歌を歌ったり,眠ったふりをしたり,靴紐を結びなおすなどして,マシュマロを意識から外に出す努力をしていた。
(カワイイ)
数年後,トレースしてみると,ガマンできた子は学業成績がよかった。
「私たちは,どうしても,意志力の強さとは道徳心の強さではないかと考えがちだ。だが,その考えは誤りのようだ。意志力とは,本当は,注意のスポットライトを適切なところに向けられる力らしい」「注意のスポットライトをうまく制御できれば,否定的な思考にとらわれそうになっても抵抗できるし,危険な誘惑に負けることも少なくなる」「注意の対象はかなりの程度,意識的に選択できる」「マシュマロを見ないでおこうとすれば,見ないでいられるのだ」
(「天才科学者はこう考える」ジョン・ブロックマン編 ダイヤモンド社 81,82頁より引用させていただきます)
ひとつは,株価を全くみない方法。
別のことをして遊びましょう。ゲームでも漫画でも映画でも。
何もしないで株価をみるのを単にガマンするのは,難易度が高い。
そのうち,株価をみないことになれるでしょう。
おっと,短期投資家の方は,どうぞ,株価や短期のニュースに注目して,上げ下げに応じて機敏に対応してください。
(それはそれでアリだと思います)
もうひとつは,株価以外に注目する方法。
毎日,業績を確認するクセをつける。
各社HPのニューストップやツイッター,業界新聞,月次報告,新店出店の報告など。
つまり,株価ではなくて,その根拠となる業績をひたすら確認するよう,自分を訓練する。
そうすると,あなたのなかで,株価がもつウェイトが下がる。
そんなこと,できないって?
いや,4歳の子にできるなら,できます。
歌を歌ったり,眠ったふりをしたり,靴紐を結びなおすなど(笑)
マシュマロのかわりに,(合理的な判断をしていれば)お金がもうかります。
含み損800万のあたしが言うのもなんだけど
そもそも,投資という行動自体,「今,お金を使うのをガマンして,株や不動産を買う」行為。
それができるなら,株価をみないのも,できる。
読んでくれて、ありがとう
ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしください
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