四季報の読み方3
「達人」が四季報の読み方を指南する本です。渡部さん、エミンさん、藤野さん、加谷さん。著名な方々ですが、藤野さん以外はそもそも株式投資でどれくらい成功しているか不明であり、藤野さんのひふみ投信もインデックス負けしています。
ということで、流し読みをしました。まあ、書いていることは、増収増益の企業を狙えとか中小型株を狙えとかPERは気にしないとか、どこかで聞いたような話ばかりでしたが、参考になった点を。
藤野さんの著述部分で、「頼りない二代目も侮れない」というところです。
「やはり1-2年の短い時間軸で考えている経営者と、10年20年先の生き残り戦略を考えている経営者では、やることがまったく変わってきます」(同書135頁)
「優秀な番頭さん」が継いだ会社より、「頼りない息子さん」が跡を継いだ方がパフォーマンスがいい・・・というのです。
奇しくも、あたしが今年買った銘柄、2代目、3代目が社長になっているものが複数ありました。
「海千山千の創業社長が退いて、バカなボンボンが継いだら傾くだろうな・・・血筋で社長を決めるなよ」とおもうのですが、意外に、2-3代目もがんばっていて、利益率が上がっていたりするのです。
リストラしたり、優位性のある事業に経営資源を集中したり、と、かなりいい仕事をしています。
取り巻きが優秀なだけ、とも思えますが、IR動画などを見る限りではご本人もきっちりビジネスの知識をもって頑張っているようにしか見えませんでした。
藤野さんが言う通り、所詮は雇われ社長だと、どうしても、20年先は考えないですよね。せいぜい10年でしょう。
頼りない?2代目が社長になっている企業・・・・結構な数がありますけど、意外に侮れないかもしれません。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
あとは下記ですかね。
三洋貿易、強み等はよくわかりませんが、スクリーニングにはよく引っかかります。
東京製綱。親会社のTOB期待込みで悪くない気がします。
三光合成。為替、トランプ等不透明リスクあるが、業績好調。個人的にイチオシ!?
リオン。高齢化社会には必須。ただ、業績の伸びがイマイチ。
レオン自動機。地味で業績の伸びがイマイチですが、米国次第では面白いかも!?
シュッピン、シード。変数多く私にはわかりませんが、高配当優待ありで下値は限定的では。
ヒューマンホールディングス。ただの人材派遣でなく、教育込み。国内の人手不足は明白で、外国人労働者に頼らざる得ないことから国策銘柄で大化けの可能性あり!?
ファイバーゲート。以前suriaさんも記事にされてましたが、安い。ただ、競合多すぎ。
色々書きましたが、サンセイランデック、三光合成、ヒューマンホールディングスは面白そうです。
ざっといかがでしょうか?例のアレに触れる恐れがあり、コメントしにくいようならスルーもしくはアドレスにコメントいただけると幸いです。
いーい銘柄ですねえ!!特に三光は非常に面白いと思いました。明日、詳しく調べよっと、、、。人材派遣アレルギーなんですが、ヒューマンも中計が出ればかなり面白そうです。
サンセイは業績の伸びがイマイチ一直線ではないので、スクリーニングには引っかかるんですけどパスしました。三洋も、毎年7%増益の中計なので、成長意欲が微妙かな、と思ってギリギリパスしてます。ほんと、ギリギリですけど。
人材派遣アレルギーわかります。 笑
ただ、ヒューマンホールディングスは他とは違う気がしますが、個人的には二択ならサンセイランデックを選びますかね。
per低めでスクリーニングすると不動産か人材派遣、製造業等特定の業種ばかり引っかかります。
不動産は他業種よりper低いですし、業種別に平均perを算定してスクリーニングしないとかなり偏り出ます。
その辺はsuriaさんは工夫して選定されてますか?
あー、そうそう、低PERでスクリーニングすると、不動産業と、システム開発とか人材派遣みたいな労働集約がひっかかりやすいですね。
関東大震災で一網打尽はごめんなので、不動産株はポートフォリオ全体の4分の1くるいになるよう、がまんしてます。
スクリーニングの時点では工夫はしないですね。