イーロンマスクが経費をすべて精査!

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ツイッターにいた日本法人社長さんが、イーロンマスクの改革にびっくりした、という本。面白すぎました。

「「明日からやろう」とか「今からやろう」というもの。「三時間後までにこれをやってくれ」という指示もよくありました。イーロンとのやりとりで印象的だったのは、決断の早さです。彼は決断のスピードには妥協を許しません。矢継ぎ早に指示が飛んできました」(同書36頁)



8000人いるツイッター社で、「今からやれ」って社長から直々に指示が飛んでくる・・・・優れた経営者ほど、スピード感が早い・・・いや、異常というレベルですね。ツイッターを退職する申請した瞬間に、ツイッター社のシステムへのアクセスが遮断される、というエピソードもでてきます。退職の早さがサブスクの退会レベル。


「本来は日本の広告市場はこれだけあって、これだけの利用者がいる。だから広告売上の数字もこれくらいになるはず。なのに、上がっていない」といった違和感に気づくわけです。本来は数字が一緒に変わるはずなのに「なんでここはついて来ていないんだ」というのを見抜く。こうして「相関関係」を見抜いて対策を講じていけるところが、イーロンマスクのビジネスセンスなのでしょう」(同書63頁)

これも大事よね・・・・「売上があがっているのに、なぜ利益やCFがついてこないか?」とか、投資においても頻出です。「そうあるべき数字にならない違和感」。

「イーロンは、土曜日に6時間くらいかけてコストの見直しをしたこともありました。すべてのコストを一行一行精査していく。そして、その都度、関係者が呼ばれるわけです。私もたまに呼ばれたのですが、「えっ、イーロンが自分でずっとこれやってるの?」と驚きました」(同書88頁)

イーロンは8000人いたツイッター社の半数を解雇しましたが、かといって、おおざっぱな人間ではなく、むしろミクロなマネジメントも根を詰めてやっています。やっていることが、普通にベンチャー企業の社長ですね。しかも緻密。

夜中だろうが土日だろうが容赦なく指示が飛び、イーロン自身も会社に寝泊まりする。すさまじい働き方。


一番勉強になったのは・・・・早さと徹底、かな。あたしたちは、何かをやろうと決めたとき、今すぐではなくて、明日とか明後日とか、場合によっては来月に回したりします。イーロンにはおそらくそれはない。今やる。そして、抵抗する人がいても妥協しない。半数をリストラし、経費はすべて見直す・・・文字通り全て。土曜日を一日それだけで潰しても。

苛烈であっても、こうありたいと思います・・・疑念が生じたらただちにポジションを落とす。いい株だと思ったら(多少でも)すぐに買っておく。意味なく「様子見」「保留」しない。

こんな切れ味鋭い人が、政府の効率化にコミットするなんて、アメリカ政府はうらやましいわあ・・・・・。

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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4件のコメント

  • marine

    »こんな切れ味鋭い人が、政府の効率化にコミットするなんて、アメリカ政府はうらやましいわあ
    ホントそれ

    • suriaちゃん

      ほんそれ!

  • 陰キャコミュ障

    光通信が色んな企業の株を買ってるようなのですが彼らが買う株は値上がりを期待できそうでしょうか?たまたま自分が持ってる株の大量保有をしてるようなのですが(かなりしょぼい銘柄で超不人気銘柄、大暴落して息をしていない銘柄)

    • suriaちゃん

      あたしは光通信の株の選び方、好きですね。いいなと思う銘柄のうち、6つに1つくらい、光通信が株主になってる気がします。

      安定的に利益が増えて、堅調な優位性を備えた小型株ってな感じかなー

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