美味しいから売れるのではない、売れているのが美味しい料理。
サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ
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Keeperの月次に人時生産性って書いてあるじゃないですか。ほかに人時生産性について書いてある本を探して、これに行き当たりました。優れた経営者が行き着く先は、すべて同じね。売上を追求するのではなくて、「ヒトがあまり働いてないのに」あがる売上を追求する。
メモ1。ものごとをありのままにみるためには?できるだけ数値やデータに置き換えて考える。「お客様が喜んでくれているかどうかを「客数」という数値に置き換えて考えてきた。店が気に入れば再来店してくれるはずだからで、抽象的に「顧客満足度を高めよう」などと言うより、はるかに客観的に検証できる」(同書31頁)。
いやー、理系な考え方ですね。その商品がウけているかどうか、考えるのではなく、客数増、リピート率増をみてみましょう。
メモ2。「売上の数値目標を持つのは本社の商品開発部門で、各店長には経費の数値目標が課せられる。既に書いてもいるが、店長に売上の目標は課していない」(同書76頁)。店長は、来店客数を予測して最適なシフトを組み、手が空いたら品出しや掃除などをして、人件費を節約する。
月次や、店舗本部間の報告に人時生産性が含まれているKeeperも、おそらく店長は人時生産性に目標を持たされているんじゃないかと推測します。だって、店長が左右できるのって、そこだけじゃないですか。うまいやり方よね。売上の目標がある開発部門は大変そうですが。
メモ3。標準化の力。サイゼリヤでは、ライスの皿を洗うときは左手にもって右手でスポンジを3周させる、テーブルをふくときは布巾を左右に4往復させる、などと決まっているそうです・・・「きれいに洗う」「きれいにする」ではなく、一義的に、かつもっとも効率の良い方法を指定してあるので、バイトでもすぐに一定水準で働ける。野菜などの仕入れを値切るより、無駄な作業をやめて最大の経費である人件費を節約する方がいいとすら説かれています。
こういった細かい無数のカイゼンによって、食材の質を落とすことなく最大の経費人件費が浮き、よっておいしいのに安くでき、みんながサイゼリヤに行く・・・・・すてきな循環!人件費を浮かすのも、最低賃金スレスレで働かせるとか無理やりサービス残業させるとかではなくて、作業の効率化、効率的な人員配置計画によって達成しているので、誰かが泣いているわけではありません。
みんながwinwinの最強の商売・・・・・おみそれしました。チェーンストアの最高峰だと思います。株はもうPER40なので買いませんが。人時生産性に着目し、業務の効率化と標準化に命をかけている別の企業を買いますね。
今日はサイゼリヤにでも行って、良い1日をお過ごしくださいね。
いつも楽しく拝見させて頂いております。suriaさんの多角的な分析視点にいつも感心してしまいます。suriaさんはトライアルホールディングスはどう思われますか? ROEは高くはなく、この時点で投資対象からは外れると思いますが、ビジネス的にどう思われるかご意見聞いてみたいです。
ありがとうございます、お察しの通り投資対象にはならなさそうです。
自社でシステム開発し、DX導入に積極的など目立ったところはありますが、利益率も資本効率も良くはなく、結局そういった特徴が現時点で儲けにはつながっていないと評価できると思います。
激しい安売り競争のなか健闘している、というのでは、インデックスにも勝てないかと。
ブツブツ文句言いましたが、業態としては面白いので、創業者執筆の本をAmazonで注文しました。もう少し調べてみたいと思います、また記事化するかもです、ありがとうございました!
コメントありがとうございます!DX化で人件費等を抑えていてもやはりレッドオーシャンでのビジネスで厳しいとの評価ですね。私の投稿で創業者の本に興味持たれたというのは嬉しいです(笑)私もsuriaさんが記事で紹介された本、参考にさせて頂いています。