円安はいつまで続くのか



円安の原因についての論考を複数読みました。

説得力があると思ったのが、「日本人は海外で投資で稼いでいるが、昔と違って円転しないから円安になっている」という理屈です。なるほどねえ。

そりゃ、「海外が有望」と思ってS&P500買ったり、海外で工場建てたりして儲かったら、そのまま海外で再投資するよね。日本に未来がないと思っているから、そもそも海外投資しているわけで。

日本で使う必要最小限の円以外は、円転しないで再投資するのが合理的な行動です。

もちろん、短期中期では、米国がインフレが落ち着いて利下げ濃厚、となればドル安になるでしょうけど、「日本に未来がなくて海外投資、かつ海外で再投資」は変わらないよね。

人口は減少、重い社会保険税で可処分所得も減少。石油も天然ガスもないし、食料も輸入してばかりだし、みんなマイクロソフト、アマゾン、アップル製品使ってます。国産のものは、お米とクルマ、建設機械、漫画とアニメくらいでしょうか。

円安が進み、「真面目な国民性、安全、深刻な宗教対立もない」ということで、日本に工場が建設されるようなことが多くなってくれば、話は違ってくるんでしょうが・・・・まだまだ時間はかかりそうですね。


論考のなかでは、「日本人には将来性のある海外に投資してほしいので、政府は国内投資・円高に誘導する政策をあえてとらず、円安をある意味容認している」みたいなことを言っているひとまでいました。そこまで考えているとすると、日本政府、すごいな。

とりあえず、ひとりの日本人としては、じゃっかんの円高になり、かつプレミアグループやKeeperが高めに推移したときには、少しだけそれ売って、S&P500をつみたてたいと思っています(ま、毎年そう思っていますが、つい日本の個別株投資しちゃうんですよね・・・・)。

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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コモディティと通貨

2件のコメント

  • ネオピエロ

    suriaさん、こんにちは。
    最近keeperネタの記事が多いですね。

    さて、今日の記事内にあるsp500に関してですが、現状投資信託かetfか。
    etfなら国内の1655なのか2558か。
    海外ならvooなのかvtiなのか色々選択肢がありますが、どれが最適なんでしょうか?
    今は証券会社によっては為替手数料も無料です。
    2558も円安になれば価格上がるので円安対策にはなりますし、vooやvtiは外貨建てなので円安対策になります。

    個人的にはトランプが勝てばドル安に舵を切ると言われてるので、トランプ大統領期待はあります。

    また、suriaさんは以前は全世界株式の方を推してらっしゃった気がしますが、最近sp500に変えたのはなにか心境の変化があったのでしょうか?

    • suriaちゃん

      こんにちはー。

      おそらく最適解はあるんでしょうが、vooが信託報酬0.06%、2558が0.077ですので、何を買うにしても誤差レベルの非常に小さい差しか出ないと思うので、テキトーに2558買ってます。

      為替リスクを全消しにするならユーロ建の銘柄も含むオルカンかなと思ってたのですが、、、やっぱり企業は米国が最強ですので、s&p500でいいかな、と。その程度です。

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