令和6年2月末ころの資産状況
マークラインズ売っちゃった・・・
当バークシャー・ハサウェイの2月18日13時30分頃の資産は
3億5414万円
となっています。年始に2000万円減資したのに、減資前に迫ってきました。13時時点で、なぜかプレミアグループが1800円台後半になっています。
今月は、わずかに期待外れの決算だったマークラインズとキーパーを売却しました(キーパーは500株残してます)。あまりに余力がありすぎるので、実験的に200万円分、S&P500を買いましたが、大きな売買はそれくらいです。プレミアグループもまったく売っていませんし買ってもいません。
【現在の戦略】
毎年20%程度、売上と利益が伸びていく会社を買います。ストックビジネスなど読みやすいビジネスで、堅固な競争優位性があり、店舗数拡大など成長余地とペースがはっきりしていることが望ましい。商品や顧客が画一的で、成長に伴って利益率が良くなる、あるいは最悪維持されることも必要です。
※メインとサブ銘柄については、前提となるストーリー(シェアと単価)を記述します。新しい決算やニュースがあれば、そのストーリーが崩れていないかを判定します。
【メイン銘柄】
プレミアグループ:オリコやジャックスにはない故障保証や引揚げ車両販売、緻密な審査でシェアを増やし、カープレミアによる囲い込みを行い、シェア20-3%くらいにはなるはず。ROE30%(ROIC7.7%ですが、金融業の負債は投下資本というより原価なのであまり意味のない指標です)。
【サブ銘柄】
マークラインズ:部品会社の営業や設計にとって必要な情報を売って、利益率を上げつつ、米国やメキシコ、中国にてシェアを伸ばしていくはず。ROE30%。理論株価5000円程度とみていますが、15%成長がいまいち気に入らず、いったん撤退。
KeePer技研:店舗数を増やし、リピート率85%で客を積み上げ、海外や船底コーティングなどの伸びしろもあり、年30%弱は伸びる・・かも。ROE、ROIC40%。28%成長連発で理論株価6-7000円くらいで安全域なし。ベースアップの負担が価格転嫁されるか株価が下がるまでガマン。
ロードスター:社長のネットワークで入札前相対でビルを購入し、賃料値上げをこなして2年で売却する。ROE30%。ROIC9.6%。2023年5月から購入のIRないが、決算説明で仕入れに前向きな情報があったのでホールド継続。
【控え:ROE30%以下のため買う必要ない等】
プラスアルファ・コンサルティング:理論株価5000-6000円と弾いたので、買ってもいいかな。や、競合が強い分野なので、競合がいないに等しいマークラインズやKeeperと比べると躊躇するかな・・・「強い」優位性まではないか?絶賛、迷い中。
コシダカ:居抜きや持ち込み可、大型化で低価格を実現。理論価格2000円と弾いたので買いたいですが、(特別利益がなければ)ROE22%。ROIC17%。1Q決算も無難に通過。
ラウンドワン:ろくな競争相手がおらず店舗が増えれば利益が増える構造がよい。値上げで躍進見込み。ROE22%。
ファイバーゲート:マンションのWiFiの会社。高ROEかつストックビジネス、適正価格2000円と思うのに株価1000円以下と理想的ですが、優位性がよくわからないので躊躇・・・一応、「他社と違って製造からやっている」という点らしいですが、あんまり響かないなあ。
トレファク:理論価格1600円。強みは早い回転率(季節ものは持ち越さない)、新品のような陳列。コロナを経て利益率が倍になっていますが、インフレインバウンドで一時的な好調の可能性が捨てきれないので投資見合わせ中。ROE27%、ROIC17%。
【番外①:優良だが低成長系】
サンクゼール:ROE28%。ただし、成長性が+10%くらいで、ちょっと弱いかな。価格も、理論株価=現在株価でまだまださわれないです。
アップガレージ:理論株価1400円。ただ、ROEが20%いってない。ROICは14.5%。インデックスとトントンの可能性が排除できない。海外展開やネクスリンクの成長に期待で保留。
ERI:法改正でトップラインの伸びは間違いない点は魅力。ただ、増える業務量に応じた人員を確保できるか?今年一年は伸びないので無駄にならないか?また、増えたキャッシュ、M&Aできちんと生かせるか?ROE30%。理論価格2800円と出たので、1700円なら買っていいのですが・・・。
シンメンテHD:ROE25%ですが、再投資不要組なので無意味。理論価格1700円。成長性も高くはないので、インデックスには勝てないかな。
フルキャスト:成長に資本がいらないので、高ROEですがパス。日雇いなのでボラティリティも意外に高い。
SHOEI:既に各国でシェア60-80%とっており、さらに(高ROEを生かして複利で)売り上げを伸ばすのは難しい気がします。FY2025もほぼ成長なし。
【番外②:将来予測しにくい】
グリムス:急成長すぎて適正価格も成長余地も読みにくい。年30%以上の成長がないと正当化できない価格。ROE27%。ROIC21%。
BUYSELLTECH:ストックビジネスではないので今後も成長するかは不安なのでパス→やっぱり11月に下方修正。
日本駐車場開発:ビルの空き駐車場の活用という面白いビジネスですが、スキー場やテーマパークもやっていて、そちらもかなり利益があり、複合的すぎて分析不能。
アイドマホールディングス:素晴らしい成長性ですが、労働集約産業のため、今後も雇用を継続できるか怪しいと思っています。
【番外③:優位性不明、あるいは弱い?】
ewell:訪問看護用の電子カルテ。解約率が非常に低いですが、SMSという強力なライバルがおり、優位性が堅いとまでは思わず。
イントラスト:大和などとのアライアンスがあり、大手管理会社のみを狙って効率的に業容を拡大。医療保障、債権保証など伸びしろも多いですが、競争優位性がよくわからない。
ディップ:コロナからの業績回復中、シェア向上中。でも、なんでシェアを順調に拡大しているのか、良くわからない、競合強いし。
青山財産ネットワークス:銀行と連携してコンサルしている、というだけでは、競合には勝てないのでは?
住信SBIネット銀行:ネット銀行の住宅ローンって、他にもあるよね。なぜ順調?
ジェイリース:競争優位性は実店舗があるから?ROE50%ととんでもないですが、それを活かせるほど投下資本が多くないし。
グッドコムアセット、グローバルリンクマネジメント:今は業績好調ですが、今後も仕入が順調にこなせるという「確信」までは持てない。
No.1:なんで他のオフィス器具会社との競争に打ち勝っているのか、よくわかってません→令和5年10月発表の2Qの進捗悪し、結局こうなるのよね・・・。
キャリアリンク:今後、官公庁からどれだけ案件がもらえるのか分かりません→11月に下方修正。あぶなかった・・・。
チャームケア:なんで入居率が高いのか、実はよくわかってないし、営業CF=投資CFでFCFがない。
ローランド:電子ドラムとピアノ。特にドラムはシェアトップですし、YAMAHAより性能が良いとチラホラ聞きますが、優位性が堅いってわけではないかな、、、?
【番外④:低ROE、事業に不安、理解不能、その他】
モノタロウ:高ROEで資本投下も必要と理想的ですが、20%成長連発と仮定しても理論価格1100円と出しました。現在1500円なので、永久に買う機会はなさそう。
グッドスピード:離職率が高いのでパスです。
DMMIX、ブリッジインターナショナル:主力顧客からの受託が減少で、さわれないですね。
SBIリーシング:どうやってリース契約とってくるのか分からんし、為替、金利、海運空運と変数が多すぎ。
ネクステージ:中古車価格下落が短期的にはこわい。
オープンハウス:規模が大きくなりROE低下予定。成熟企業に用はありません。お世話になりました。
【通貨、コモディティ】
円、ゴールド、インデックス・・・現金よりは、オフィスビルつまりロードスターキャピタルを買っておけばよい、と整理しました。
粛々とプレミアグループをホールドしていきます。ROE30%ですから、ほかにやることはありません。何度ながめても、抜群に良い銘柄です。株価に反映されるのも、時間の問題でしょう。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。