バブルの罠を避けて利益率29%を出す方法
久しぶりにビジネス書を読みました。
売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密
木下 勝寿 (著)
上場もしている、北の達人コーポレーションの社長さんの本。利益を最大化するには、「広告費や人件費がかかるけど利益はいまいち」な商品を切り捨てる、そうすると売上は下がるけど利益はあがる・・・要約すれば、そんな感じでしょうか。
そんなことより(?)も、事業投資について、とても面白いことが書かれていました。バブル的な不況をさけて事業を行うには、どうすればいいか?
「具体的に不況を避ける方法は3つある。
①消費市場で事業を行う
②投資市場へ投資を行う場合、投資市場の相場で考えない。消費市場に落とし込んで計算し、割高か割安かを判断する(たとえば、広告への投資の際、『他社相場のCPOはこれくらい。もっと出すべきです』などという意見には一切耳を貸さない。自分たちで適正価格を計算し、投資の有無を判断する)
③借入に頼らず、手元資金で事業を行う(投資市場の崩壊は巡り巡って、消費市場で事業を行う会社に影響を与える。銀行から借入しにくくなる。投資市場は10年に一回崩壊する。それを想定し、『借入しないと回らない』事業は行わない」
【同書24頁より引用させていただきます】
もう、これ、ほとんどバフェットですよね。
ルールその1、借金はしない。なぜなら、10年に1回程度、破壊的な暴落があって、その時、退場してしまうから。
ルールその2、流行り廃りがなく生活必需品的なBtoCビジネスを狙う。不況でも売れるから。
ルールその3、相対的な高い安いではなく、DCF法で「国債より有利な利回りを確保できるか」で値段を決める。
すべて、「対 バブル、不況」。優れた投資家、優れた起業家の考えることは、同じですね・・・。
いま、アメリカでは8%という恐ろしいインフレが進んでおり、今後、凄まじい暴落がくるのかどうか、予断を許しません。暴落がきてもいいように、レバレッジは使わず、地味な手堅い事業を買う、割高は避ける・・・・基本ですが、確認しておきたいところです。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
私が保有するT.S.I(7362)がなかなか有望らしいです。
へえ、介護施設ですか、堅実でよさそうですね!!
こんばんは。
お久しぶりです
私もT.S.Iのホルダーです。
T.S.Iは、サービス付き高齢者向け住宅の建築・運営をしていて、着実に売上高が増えている介護事業以外に、不動産事業でも大きく利益が取れています。
また、IRも丁寧で、私の保有銘柄の中では、一番安心していられます。
ただ、例えばチャームケアコーポレーションよりも、PERが割高なので、suriaさんは買わないと思います(笑)。
お久しぶりですー!
七つの海さんもお持ちなんですね・・・PER18くらいじゃ、許容しますよ?じゃあ、こんど、買おうかな・・・・!
はじめまして。初コメさせていただきます。
グリムスってどうかなーと調べていたらここに行きつきました。面白いブログですね。これから拝見させていただきます。
ところで、暴落について触れていますが、地味で手堅い事業を買うスタンスなんでしょうか?
あー、コメントありがとうございます!
はい、地味ーで、手堅いのでコツコツいくのを狙っております。いきなり2倍とかにはなりません、、、。
suriaちゃん 様
いつも情報発信ありがとうございます。
昨日WBSみていましたら、エミン・ユルマズさん外2名が出演されており、3名の予想として暴落は本年ではなく来年(半ば以降)に来るチャート形状予測でした。
暴落は、米国の金融引き締めが終わり緩和に舵を切って暫くしてから発生するとの考えなんだろうと思いました。