長期投資の敵、退屈への対処
あー、材料がなくて退屈にゃ!新しい銘柄でも買ってみるかな!
という感じで、期待値と関係なく、ポジションを動かす・・・そんなことをしていれば、投資成績は当然、下がるよね。
うるさいにゃ!酒とマタタビをもってこいにゃ!
投資をギャンブルとはき違え、利益ではなく刺激を求めてしまう・・・・このワナを避けるためには、どうすればいいんでしょうか?
退屈の心理学 人生を好転させる退屈学 単行本(ソフトカバー) – 2021/7/31
ジョン D イーストウッド (著), ジェームズ ダンカート (著), 一川 誠 (監修)
退屈とは、「没頭できる心的対象がないという不快感」だそうです。退屈を感じることにより、それを打破しようと色々なことをして、結果、生存の確率があがる・・・だから、そういう感情が生まれたのでは、ということだそうな。「好奇心」と似た機能をもつわけですね。
ただし、現代のわたしたちは、だらだらしたネットサーフィンで、退屈を紛らわせてしまいます。退屈は一時的に後退はしますが、あまり生産性のある紛らわせ方ではないですよね。生存の確率はあがってはいない。
退屈が生まれる条件は、
①単調
②進化への手ごたえや価値が感じられない
③主体性が感じられない作業(強制されてやらされているとか)
④あまりに簡単すぎるとか、難しすぎるなど、自分の能力にあっていない
です。結局、ヒトって、有意義でチャレンジングなことに没頭して、何かを達成したいんですね。
ボトムアップの長期投資って、結構、やること、ないですよね。マクロ経済が動いても関係ない、競合他社の月次が出ても場合によっては関係ない、微妙な四半期決算が出てもポジションそのまま・・・・・・退屈。
これに対処する方法はあるのでしょうか。
一つの答えは、変化に富んで、有意義でチャレンジングなことを見つけることですね。退屈って、そもそも、そういうことを発見できていないというシグナルだから、正面からそれを探せばいい。投資先についてさらに掘り下げて調べてもいいし、監視銘柄を探してもいい。もちろん、カラダを鍛えるとか、おうちを掃除するとか、投資以外に目を向けることもありえるでしょう。
もう一つの答えが、リラックスすること。「退屈傾向が強い人にリラックスするようにいうと、一時的に退屈感を減らす効果がある」(同書202頁)。深呼吸するとか、お散歩するとか、お風呂に入るとか、方法はいろいろあります。「何かをしなければ」という切迫感自体を減少させる。
良い銘柄って、安定していて、あまり監視する必要がない銘柄だと思うんです。つまり、良い銘柄=退屈な銘柄。でもでも、投資家たるもの、間違っても、「退屈だから」という理由でポジションを動かさないよう、注意したものですね。
今日も、退屈しない銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
私の場合、長期投資なのに、上昇した日は大喜びして、一方で、下げた日は長期投資だから日々の変動は関係ないと思うようにしたりしています。
あと、含み損の場合、少しだけナンピンして、株価が戻ったら、ナンピン分だけ売ったりもしています。
確かに、たまにしか売買しないと、退屈ですよね。
色々、工夫されてるんですね!下げた日は悲しまないってすごい、、、(*゚∀゚*)
suriaちゃん 様へ
いつも情報発信あいがとうございます。
(本日は終日在宅)
退屈の一助として、毎日更新され歯切れの良いレポートがありますので、是非、
一度読んでみてください、お勧めです。
〇未来カタルの株式情報 http://irnet.co.jp/?m=20211113
歩合制の元証券マンの方で現在は、自己資金で株式市場で自分の相場観等を実験されています。また、主に現役証券マン、金融プロ向けに現在、会員数約5,000人の会員レポート(有料)を発信されており、業界では有名な方のようです。
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ありがとうございます!