ここまで変わる!家の買い方
ここまで変わる! 家の買い方 街の選び方 (祥伝社新書) 新書 – 2021/9/30
牧野 知弘 (著)
「コロナでリモートワーク、郊外もオススメだよ」って本ですが、半分くらいは、普通に「家の買い方」が書かれています。
買うなら、今後も需要が見込める東京の都市部、、立地の良い築浅マンション。
築古マンションは買ってはいけない。そろそろ修繕が必要なのに、居住者の合意がとりづらい→修繕できない→資産価値が下がる、から。
定期借地マンションもダメ。借地権が切れたら取壊し前提なので、やはり修繕の要否でもめる。
二世帯住宅も、「中古で買おう」という層がいないので、建てたり買ったりするのはペケ。
家の購入は、まぎれもなくひとつの投資なのですから、流動性が低いもの、値上がりが見込めないものはNGでしょうね。昭和と違って、「終身雇用+一貫した不動産価格上昇」という予測しやすい世界ではないのです。年収の何倍ものレバレッジをかけるなら、きちんと選んで買わないと、地獄をみるのは当たり前です。こわいなー。
といっても、あたしは賃貸派なので、家を買うつもりはなく、あくまでオープンハウスに投資している関係で、勉強になるかもしれないと思って、この本を買ってみました。ハヤリなのか、三階建て狭小住宅についても書かれていまして・・・・・
【歴史】
高齢化の進行で、都市部で相続発生が多発。しかし、都市の土地価格の高騰により、相続地が一筆1.5億円とかになってしまい、そのまま売っても購買層が限定されてしまう。そこで、分筆して、狭い土地に3階建て住宅をたくさん建てて売るようになった。
【メリット】
比較的地価が高いエリアで供給されており住環境がよい。騒音問題がない、ペットが飼える、自由に修繕できる。
【デメリット】
階段が多くなるので狭い、昇り降りが面倒。敷地が狭いので日当たりが悪くなりがち。
著者は、狭小地3階建ては、「悪くない選択」としています。やはり、マンションに比べると「良い立地に住める」というのは積極的なメリットですね。ここがオープンハウスの躍進の原因でしょう。さて、これが、リモートワークで変わるんでしょうか?
現在、東京都の人口は1404万人。
令和2年よりは3万人減っていますが、0.2-3%程度の減少に過ぎません。「コロナがなければもっと増えていた」ことを加味しても、せいぜい1%の減少ってところじゃないかしら。リモートワークが拡大していることは事実でしょうが、東京を脱出している人が「多い」とは言えないんじゃないかな・・・
・・・・コロナの影響を過大評価しないよう、注意したものです。
読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。
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