資産18億円、シゲルさんの教え
87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え 資産18億円を築いた「投資術」
を読みました。
デイトレーダー(スイングやスキャルピングも含むらしい)の方ですが、一貫して儲けてらっしゃるようなので、何か勉強になる点はないか、読んでみました。
投資手法は、早朝に日経先物やADR、そしてニュースをチェックし、RSIやロウソク足をみて買いか売りか判断する・・・買われたものを売りに、売られたものを買いにいく逆張りスタイル。まあ、デイトレーダーの手法としては、いっけん、目新しいところはありませんでしたが。
「増収・増益・増配」で、PERが安い株がいいと言ったり、ビジネスモデルを理解する必要があると言うなど、ファンダメンタルズ面もみているのが面白かったかな。
あとは。
「私は注目している銘柄のニュースが出たとき、「このニュースは◯円上がる材料だ」などと自分なりに判断します」(同書205頁)
「権利落ち日前に、「この銘柄だといくらの配当が妥当か」「この銘柄で配当が支払われた後、いくらまで株価が下がるか」を予想しておく必要があります」(同208頁)
(RSI。配当利回り、PERなどを考えて)「8050円までであれば買うけれども、それ以上なら買わない」と判断しました(213頁)
「決算が発表されたら、その発表を受けて銘柄を買うかどうかの判断をノートに書き込んでいます。買いならA、まずまずならB、いったん見送るのがCです。また、それぞれのランクの中でもAAAやB+のように評価を細分化しています」(186頁)
みたいに、かなり具体的に値幅を予想したり、買い売りの根拠、あるいはその程度を見極めているのが印象的でした。ざっくりやっているところが、ない・・・・・。
今後、あたしが取り入れたい手法は、シゲルさんが1:2:6のルールと呼ぶものです。
「「この株はよさそうだ」と思ったら、まず打診買いで1000株程度買ってみて、「やっぱりよさそうだ」と思ったらさらに2000株、「これはいける」と思ったら6000株を購入するというやり方です。売る場合も同じです」(138頁)
このあたりも、システマチックにやってらっしゃるなあ・・・という印象。あたしも必ず打診買いのあとに本格出動しますが、その割合までは決めていませんでした。今後は、1:2:6でいこうかな。
「経営していた雀荘を6500万円で売った」という話が出てくるので、もし「投資70年で6500万円が25倍の18億円に」というなら、正直、パフォーマンスはそんなではありませんが、見習うべきところはあるように思いました。
随所に、「株がスキ」という気持ちが込められていて、読んでいて面白かったです。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
Suriaちゃん、皆さん今晩は!
「シゲルさんの教え」読まれたのですね。私もだいぶ前に買って途中まで読みかけで……また続きを読もうと思います。87歳でディトレーダーというのがまず、凄い~!
66歳でネット取り引きをするためにパソコンを始めた……なんて、そういう好奇心や向上心は人生を豊かにしますね。株を好きでたまらないらというのは退屈している暇なんてない老後って感じで
実は4323日本システム技術 の社長も86歳くらいです。Suriaちゃんの投資対象にはならないと思いますが、株価は2年半で3.4倍、配当2.66倍になりました……ずっと持っていれば、ね❗️
地味で堅実で妙に心惹かれる企業なんですが、決算説明資料が年2回だけ、しかも決算の1ヶ月後。それがちょっと嫌で株数落として単元にしたら、最近優待新設のIR。株価そこから急上昇(泣)未練がましく買い戻し(苦笑)
今日も上場来高値更新。86歳の社長はなかなか……なんです。