賃貸不動産をもつ企業はダメ
もと村上ファンドの方が書いた本を読みました。
社外取締役がどうとかきちんと資本主義が機能すれば日本全体が良くなるとか、個人投資家にとってはどうでもいい部分もかなりたくさんありますが、以下の点は参考になりました。
1 企業は、賃貸不動産や潤沢すぎる現金は持ってはいけない。
→資本コストは8%くらいなので、最低それくらいの利回りを生む投資をしなければならないが、現金はもちろん利回りゼロ、賃貸不動産の税引き後利回りも数%前半、(相当のレバレッジをかけない限り)正当化できない。M&Aや危機時に備えて現金保有、ということなら、借金できるようにしておけば足りる。
2 自社株買いしたら消却してほしい。
→市場でまた売り出されれば新株発行と同じなので、希薄化が起こるのではと疑心暗鬼になり株価の下方圧力になる。自社株買い+消却か増配。これなら、増資や減配で元に戻しにくい。
3 親子上場の問題点。
→有望な会社なら、わざわざ子会社を上場させて一般株主に開放する必要はない、親会社が100%持っていればよい。いらないなら全て売却すればいい。また、親会社が有利な条件で子会社に取引条件をのませるなど、利益相反が生じやすい。少数株主の議決権はないに等しい。
いずれもググればでてくる論点なのかもしれませんが、あまり意識的に考えたことはありませんでした。
こうしてみると、ロードスターキャピタルは28億円の自社株を抱えているので、M&Aなどでいつ放出してもおかしくない、という議論はありえますね。というか、その可能性があるからわざと消却しないんでしょうね。消却しない前提で価格算定した方が無難なのかしら?
ミクリードは取引先ががっつり大株主なので、買うのはやっぱり危険かな・・・・シビアに値段交渉、できるはずもないよね。
「それ、資本コスト以上の利回りあるの?」という問い、厳しいですね。IRの方は毎日、こんな問答を強要されているのか・・・可哀そう・・・・・(笑)
いや、可哀そうなのは、資本効率を毀損しているのに是正できない、あたしたち個人投資家かしらね。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
あけましておめでとうございます。
suriaさん、お久しぶりです。
某投資家からの呪いから解放されたCYBOZUが気になっております。
事業の強みに収益向上と事業成長の両輪での変化が本格に始まると考えております。
よろしければ、ご意見を頂きたいです。
こんにちはー、おめでとうございます!
見てみましたが、そうですねー、kintoneが世界に広がってすごいことになりそうだと思いました。BSもPLも隙がありません。井村さんは悔しがってるでしょうね、、、。
2025年のepsに対してはPER22倍と、現時点でもまだ割高とは思えないですし。
kintoneの海外販売は長年、苦戦しており、収益寄与するイメージが湧きません。
海外展開はリコー・富士フイルムとの協業で販売していく戦略ですがY/Yでの導入企業数は弱いですが化けてマネタイズできるなら夢はあります。
海外事業以外にも独自性の高い社長も懸念ですね。
多分、すぐに結果を出してイグジットしたかった井村さんとは合わなかったのでしょうね。
大中小企業以外に行政を新たに開拓しており、横繋がりで導入する行政が増加していくイメージをもっています。
社長も開拓できる国内市場はまだまだあると言っております。
グループウェアにAPIで様々なAI機能と連携しており、販売代理店の社数拡大等の成長させていく姿勢が見えます。
11月の月次から値上げによる変化が出ており、他のSaas企業よりも割安に見えます。