老舗ガス会社が激変??【ミツウロコGH】
LPガスや電気を小売している。
自社で風力発電所をもってますが,主に外部から電気を仕入れている模様。
最新の決算では,ガス事業の営業利益が35億円,電気小売のそれが37億円。
電気会社になりつつあります。
売上が4.7%増に対して,利益が99%増。
営業利益率は倍に。
何があった?!
決算書をみてみると・・・・・
電気事業で営業利益261.9%増。27億円増益。
犯人コイツだ
ちなみに,ガス事業は,燃料安の影響で前期比+25%増の増益。
つまり,会社全体の今期の増益は36億円ですが,
①うち,27億円は電気小売の拡大
②のこり9億円は燃料安によるガス事業の利幅拡大
ということ。つまり,増益の主原因は,電気小売事業の拡大。
なお,電気事業の利益率は4%,というところも頭にいれておきましょう。
この好調は,今後も続くのでしょうか?
(同社ビジネスレポート2019 20頁より引用させていただきます)
1年前のデータですが,契約件数は,4万→6万→10万,と,すごい勢いで増えているわ。
「なぜ増えているか」は推測するほかないけれど,やはりガスと電気をまとめて契約させるって,効率がよいのではないかしら。
料金徴収や引っ越しの際のオペレーションなど,習熟してそう
よって,今後も期待できそうですね。
ただし!
グリムスやイーレックスと比較すると,利益率,ROEが低い。
ガス事業の方の設備が足を引っ張っているようです。
ガス事業の減価償却費が電気事業のそれの2.2倍!
ガス事業って,設備費用がかかるのねえ。
ミツウロコの電気事業はめっちゃ有望ですが,あたしはいまは投資保留。
ただし,今後も継続的にウォッチしよっと。
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はじめまして。
グリムスつながりで以前より拝見させていただいております。
この電気小売りの利益率ですが、グリムスだけやたら高いのはどんな理由が考えられるでしょうか?
ミツウロコの決算を見る限り、利益率の低い風力の売り上げ割合はせいぜい半分くらいな気がしてるので、風力の利益をゼロとしてもグリムスと比較でえらい少ない気が(というか他社をみるとグリムスが多すぎな気が)
地元でもガス会社による電気小売りが拡大しており、グリムスがどこまで今の勢いで顧客を増やせるのかちょっと心配もしてます。