神すら勝てない投資法
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則
ニック・マジューリ (著), 児島 修 (翻訳)
を読みました。
いわゆる「金持ち本」で支出と投資について扱っていますが、類書と異なるのは、「データをもとに書いてある」ということ。「わたしはこうだった」というn1の体験談ではありません。
主な内容としては、題名のとおり、「いいから買い続けろ」・・・株式などを買い続けるのが最強、ということです。「金持ちになりたければ、キャッシュフローを生む資産を買うことに生涯を捧げなさい」という「金持ち父さん貧乏父さん」の結論と同じですが、ここでデータが出てきます。
米国株を、「ドルコスト平均法で買う」のと、「2つの史上最高値の間の底値がいつか正確にわかる神」が相場の下落時のみに買う、という2つの戦略・・・・シミュレートしてみると、なんと、前者のほうが70%以上の期間で勝つ、というのです(同書276頁参照)。
なぜか?
深刻な暴落は数十年に一回しか起こらない上、「底値を待つ」手法では上昇相場の恩恵を受けられない分不利・・・ってことです。
「底値が正確にわかる」神ですらそうですから、まして、あたしたちが勝てるわけもないのです。結局、株式はほとんどの期間、上昇しているので、「上昇分をとりこぼす」不利益が直感的に思う以上に大きいわけですね。
これをさらに進めると、「ドルコスト平均法より、投資をしようと思った日に即時一括投資」のほうが有利ということもわかります。ま、ボラティリティが大きくなるので、著者は即時一括投資を無条件に勧めるわけではないようですが・・・。
ちなみに、個別株はやめておけ、とも書いてあります。「1926年以来、米国株式市場全体を実質的に牽引してきたのは、最も業績のよい4%の上場企業にすぎない」(同書241頁)というデータがあり、じゃあ、あなたはその4%を選べますか、ほとんどのアクティブファンドはインデックスに負けていますけれども、というものです。まあ、それはそうですね。ちくしょうー。
それ以外にも、
節約はできる範囲でやればよい・・なぜなら、実は収入の多さによって節約できる上限はほぼ決まってしまうから。「収入の2割貯金」などと定型的に決めることはできない。
持ち家は、家族構成や引っ越しがないことが決まったら買うべきだ・・・・なぜなら、家の売買には仲介手数料や税金などコストがかかるから。
などなど、なるほどな、と思えるところがたくさんありました。へんな物語形式の金持ち本よりは、よほどスマートでした。個別株投資家にはゲンナリする内容ですけど、「タイミング投資は無理筋」というのを刷り込みたい方は、ぜひ買ってください・・・・「S&P500は今割高だから買わない」という記事をあげたばかりですが、一括で買ったほうがいいのかしら・・・泣。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
Suriaちゃん、こんにちは!
Suriaちゃんに一つ質問なんですが・・・。
1月25日の「シゲルさんの教え・・・」にまあ、どうでも良い
感想を書いたのですが。今までSuriaちゃんは私の実の無い
コメントにも反応して下さっていたので読み忘れられただけ
でしょうか? 他企業で盛り上がっていたので。
ちょっと以後書くのを遠慮していました。
皆さんの様にちゃんとした分析を書けないので。
因みに4323日本システム技術は2年半前からのお付き合いで
私の新NISAデビューの銘柄です。特別にここでお勧めという
程でもありませんが、このところ上場来高値を更新近辺です。
すすすすみません・・・「シゲルさんの」のコメントをいま拝見しましたが、見落としていたようです、失礼しました、せっかくコメントいただいたのに。
少なくともあたしはたいした分析はしていないので、どうぞまたお気軽にコメントしてください!!日本システム技術、おめでとうございます!!
Suriaちゃん、
良かった~‼️ あまりにレベル低いからって見離されたかと心配していたので(笑)
なかなかSuriaちゃんのお眼鏡にかなう銘柄見つけられませんが、頑張ります!
suriaさん、こんにちは。
興味深い本ですね。
でも、本当にドルコストより優れてるかは疑問ですね。
確かに大暴落は数年に一度なので、それを待つのは微妙な気がしますけど、たまたま年高で掴んだらドルコストに勝てない気がします。
私も検証はしてませんが。
keeperはとりあえず5050円で買ってみました。
はい、ぜひご一読くださいませ。
5050円ですか、いいところで買えましたね。あたしも5050-5200くらいで、少しだけ、買いました。もっとさがれー