特殊技術で急成長中！！
特許工法を武器に、業績を拡大している山口の小さなリフォーム会社。
劣化した外壁を、塗装し直すだけでなく、
①伸縮性のあるコーティングをして耐久性を高める
②透明なコーティングにより、中の劣化具合が可視化される、
という技術。
単なる塗装だけなら、そんなに耐久性は変わらない。
内部のヒビもみえないので、打診して内部の状況を検査するような手間がかかる。
それを、打破する技術。
住宅の寿命はどんどんのびているから、リフォーム業界は盛況よ。
利益は四年で２倍。ＲＯＥ１５％。
かなり売れている。
ＢＳをみてみると、、、
総資産３５億。
１０億円の現金。あとは売掛金。
借金もわずか１億円。ここまでは優秀。
しかし、資産のうち、１０億円が、土地、投資有価証券、保険積立金などだとぅ、、、、。
なんだか、本業以外に随分と投資されているように見えますね、、、
ちょっと、内訳チェックしよ！
以下、最新の通年の有報より。
社債が３億円、含み益２０００万円。
２億円売って益出しもした。
１億円の賃貸物件もおもちのよう。
代表取締役と、その出資会社と取引あり。
ふーん、上場企業のCEOもやりつつ、フィットネスクラブも運営されてるの、、、ふーん
投資用の土地も３０００万円、取得されている、、、
営業外収入に太陽光発電売電が４０００万円、計上されてるから、太陽光発電もやってるみたい、、、
保険積立金が１．８億円、、、
配当は、ゼロ円、、、、自社株買いもなし。
悪く言えば、
「株主還元せず、本業以外にお金を投資している」
とも読むことができる。
ただし、ホームページをみると、色々と特許や商標を取得しており、知財関係をきちんと管理している印象を受ける。
社債も含み益出ているし、成長企業なら無配当が正解。
本業以外にリソースが割かれているのは個人的にはあまり好きではないけれど、多方面に才能をもつやり手の社長さん、と良く解釈しておくわ。ほぼ無借金で事業が拡大しているのは、敢然たる事実
実家が建築系のインテリア会社の山本貴士社長は、実家の家業は少年時代に倒産で夜逃げ、のち、ヤナセに就職、退職して山口に戻り足場組み立ての仕事に従事。顧客からのクレームをきっかけに、外壁塗装に、家具塗装のように透明なコーティングをすればよいと考え、技術開発に至る。叩き上げね。
なかなか面白そうなので、どこかで買いに参入したいけど・・・・・
ただし、この会社は、特殊な特許技術がキモ。
その工法が５年，１０年と，いつまで競争力を持つのかは、あたしにはよくわからない。確信はもてない。
「コンクリート 透明 補強」で検索すると、エムビーエス以外でもそういう工法はあるみたい。外壁塗装でググると、「微生物が勝手にひび割れを直してくる！壁」とか、なんだかスゴイ技術も他社で開発されてるみたい、、、
リフォームを業とする他の上場会社よりは利益率は優秀だけど、、、
ということで、ウォッチリストに追加。
でも，投資するにしても，金額は控えめにしておこっと、、、、知らない分野への投資って、下落相場でメンタル的に辛いのよねー。
