投資の極意が書かれた本
ローレンス・A・カニンガム (著) パンローリング株式会社
投資のみで世界第三位の富豪にのぼりつめた,投資の神が,自社株主にあてた手紙。
ちなみに,一位と二位は,アマゾンの社長さんベソスさんとマイクロソフトの(元)社長ゲイツさん。
「あなたはウィンドウズみたいな画期的な製品を作れるか」と言われると,「ムリっ」ってなります。
でも,
「株式投資なら,何とか・・・・なるんじゃないか?」
と思えてきます。
だって,プログラミングの知識,人脈,会話術,部下を励ます技術,交渉術,資格,なーんにも要らない。
ミクロネシア連邦にいようが,90歳だろうが,夜中だろうが,本業があろうが,取引できる。
決算書を中心に企業の強みを調べ,お金を張る。
ある意味では,それだけ。
それで世界第三位のお金持ちになれるというなら,希望がありますよね!!
さて,彼はどういう投資法なんだろう。
ふつうのバフェット本って,意外に内容が分かりにくい・・・・。
まず,著者がバフェットの投資を「解説」している本があるけど。
その著者がバフェットの投資法を真に理解しているなら!自分でそれを実践したパフォーマンスを公開していただきたい!
でも,そういうひとはみたことがない。
結局,著者の主張にひきつけて,バフェットを誤って解説している可能性が高い。
次に,著者の解説は控えめ分量の,バフェット語録を集めた本もある。
でも,投資法というより,人生訓とか,「いいこと言っている」言葉みたいなものが,多い。
「潮がひいてはじめて,誰が裸で泳いでいたか,分かる」
・・・・・うーん,なんか,名言っぽい。
でも,言っていることは,
「下落相場になると,高レバレッジかけているひとなどリスクの高い投資している人が脱落する」
ってだけですよね。
それはそのとおりなんだけど。
下落相場になる転換点を見つけるヒントとか,レバレッジをかけてはいけない具体的理由あるいは上限下限を教えてくれないと,現実の投資に生かすことはできない。
この「バフェットからの手紙」は,バフェット自身の言葉。
人生訓みたいな経済金融に関係ない話題は,あまり含まれていない。
そこが,いい。
その代わり,あるべき取締役報酬とか,退職者の保険給付を負債計上する云々みたいに,株式投資に直接かかわらない話もたくさん入っている。
それをそぎ落としていくと,真のバフェット投資の極意がわかってくる。
バフェットの投資法は,以下に要約される。
「私たちが選ぶ企業の条件とは,①その内容を私たちが理解し,②将来にわたり長期的に好ましい業績が見込め,③経営幹部は誠実で有能な人々であり,④魅力的な価格で購入できること」(同書の第三版209頁より引用させていただきます。)
これでは,足りないよ
①経営幹部の有能さは,どうやって評価するのか?
②好ましい業績が見込めそう,はどうやって判断するのか?
③魅力的な価格とは,どうやって判断するのか?
たとえば東映アニメーションという株が5000円で売られているときに,買うべきなのか,買わないべきなのか。
手掛かりにならない。
しかし,「バフェットからの手紙」を読み込んでいくと,具体的な投資手法に直接に言及している箇所,あるいはほのめかしている箇所が見つかっていきます。
そこが面白いところなの。
と・は・い・え,バフェットの投資法をあたしが完全に理解しているなら,あたしも彼並みのパフォーマンスを上げなければならない。
偉そうにバフェットを解説するまえに,まずはあたしが実践しますよ。
すんごく儲かってきたら,偉そうにブログで解説しますね
ここまで読んでくれてありがとう。
今日も,素敵な銘柄に囲まれて,お過ごしください!
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イムちゃん、お久しぶり~♪
バフェットって
もうかなりの年齢だけど…
バークシャーハサウェイって、
そのカリスマバフェットがいなくなっちゃったら
どーなっちゃうんだろーね(*´◒`*)
ジョブズのいなくなった
アップルみたいになるのかねぇ。。。
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>nekoさん
やあやあ、お久しぶりです^_^
遅ればせながら、セミリタイアおめでとうございます!
バフェットいなくなったら、、、まさにアップルみたいになるのではないかしら。そこそこの、優良企業。今ですら、14兆の現金抱えているので、もうどうしようもないでしょうね、、、
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そーいえば、
バフェットからの手紙って
第3版と第4版って
かなり改訂されてるんですか?
何年分かの手紙が追加されてる感じ??
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>nekoさん
はい、直近四年分から、編者が選んだ四遍が追加、でした、確か。ぜひ、お買い求めください!