必要なのは、徹底したボトムアップ
日本は人口減少!空き家が余って、住宅会社なんて儲からない!
という人、よくいますよね。でも、オープンハウスもケイアイスターも爆益です。総体としてみれば確かに日本企業に希望はないわ。ですが、個々の企業をみると、そうでもない。
いや、人口減少で空き家が・・・・
東京は人口減少ではないでしょう?郊外だって、ぼろぼろの空き家を求める人と、新築を求める層は重ならない。
投資のコツは、いかに、「その」企業はどうか、を問うところにあるのよ。予想の対象の具体性を上げて、予想の精度をあげる。日本経済や住宅市場も勉強はするけれど、調査の99%を、「その企業」に絞る。
ということで、あたしは、一応、米国のGDPもチラミするし、住宅業界の新聞も読むんだけれど、それらが投資に直接、役立ったことはない気がします。だって、「今年の住宅着工は減少しています」って書いてあっても、オープンハウスやケイアイスターの業績が下がるかは、ほぼほぼ別物だもの。結局、世界経済や日本経済が特定の企業業績に与える影響なんかより、「その企業の」離職率だとか店舗展開の計画みたいな、その企業固有の事情の方が、よっぽど企業業績に与える影響が大きいんだよね。
もちろん、自動車販売みたいに景気循環の影響をかぶるタイプの企業もあるし、グリムスみたいに、燃料価格、容量市場だの制度設計会合だのの結果が業績にダイレクトに影響する場合もあります。
ということで、正しくは、「マクロ経済の影響を受けない企業を選ぼう」「景気がよかろうが悪かろうが業績が伸びる企業を選ぼう」っていうところかな。そうしたうえで、マクロ経済を無視して、徹底的にボトムアップで分析する。企業固有の変動要素もマクロ経済の影響も両方ある銘柄を選んじゃうと、予測する変数が2つになるので、難易度が格段に高くなります。
マクロ経済が予測できるなら、国単位のETFとか債券とか、マクロ経済の影響のみを受ける対象を売り買いすれば良い。特定の企業の動向なら予測できると考えれば、企業固有の事情のみが業績を決めるタイプの銘柄を買う。
一番まずいのが、マクロ経済を予測しての投資なのか、ボトムアップで投資するのか、スタンスを中途半端にすることだと思います。変数が増えるからね。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
suriaさん、こんにちは。
ケイアイスターの上がり方羨ましい限りの今日この頃です。
昨日チャームケアを買い戻しました。
オープンハウスがMSCIに選ばれましたね。
今日はオープンハウスとDMMIXの決算があるので、suriaさんの見解楽しみにしています。
ありがとうございます、情報が早いですね!
このタイミングでチャームケアは羨ましい・・・・・・
チャームケアは7年前から監視してて結局買ってなかったのですが少し
買いました。7年前買えてれば・・・
今から買っても、大丈夫です、、、、多分!!
suriaさん、こんばんわ!
いつも楽しく拝見しています。
〉〉マクロ経済が予測できるなら、国単位のETFとか債券とか、マクロ経済の影響のみを受ける対象を売り買いすれば良い。特定の企業の動向なら予測できると考えれば、企業固有の事情のみが業績を決めるタイプの銘柄を買う。
本当に仰る通りだと思いました。
こうやって論理的に言語化していただけると本当に勉強になります。
これからも更新楽しみにしてます!
ありがとうございます!ガンバリマス!