建設業は熱く・・ないけど(ファーストコーポレーション
ん、建設業ですか?
ファーストコーポレーション。一応、建設業ですね。分譲マンション建設。東京建物とかアーネストワンから請け負っています。
一応?含みがあるねえ。

粗利の内訳をみると、普通の建設業的な工事が18億円。自分で土地仕入れて建物建てて売っちゃうものが14億円。その中間的なものが11億円だから。もう、「自分で建設するディベロッパー」みたいな感じになっている。
え、でもそれいいじゃない。工事の見積もりとかすぐにできそう。
まあそうなんだけど、祖業の建設業の方がコスト高でじり貧なのよね。もはや不動産業と見た方がいいかもしれない。

中計も意欲的ですが、不動産販売の利益が大きいとなると、一過性だからあまり評価できないかもね。
PER7倍であり、時価総額の半分近いネットキャッシュがあるので、値段はゴミみたいなものです。
ただ、いくつか懸念点があります。
不動産事業は好調なのですが、建設業の方が足を引っ張る展開の可能性。
創業社長さんが76歳で引退する可能性。
従業員数も伸びてはいないです。
「土地を制する者がすべてを制する」という哲学のもと、土地の購入については社長さんが現地見分して即決するそうです。もともと、土地を自分で見つけて、「ここで建設どう?」という造注方式、つまり自分から建設を提案する手法が強みであったこともあり、土地の仕入れについては優位性がありそうですね。
すごいなあ、と思いつつ、社長さんが引退したらどうなるんだろう、という懸念があります。
まあ、不動産業としても値段は安いので、とりあえず打診買いしました。ちょっと様子見しようと思います。出来高も結構あるので、いつでもインもアウトもできそうですし。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。


