含み益1000万円,減りました。
主力株のオープンハウスが,公募増資を発表。新しく株を発行するとのことです。1000万株,新しく発行し,さらに500万株,もっていた自社株式を売りに出します。
つまり,さらに10%,株主が増えるので,既存の株主は,権利が希薄化します。EPS550円だと思って買っていた株が,EPS500円になっちゃう・・・・・・・・ということで,短期的には,10%分,株価が下落します。
オープンハウスの株価は,ちょうど3600円から3300円付近まで,きっちり下落しました。
6500万円あった含み益は,いっきに5600万円に
なお,グリムスとコプロ,がんばってますね(笑)
さて,オープンハウスは新しく出資者を募って,500億円をゲットします。これは,中期的には買いでしょうか,売りでしょうか?
あたしが着目したのは,国内ではなく,海外からの公募が多いっていう点。
主に海外で,オープンハウスの株を売ろうとしている。普通は国内と海外で半々。海外で公募するのは,法律も文化も違うので,かなり大変らしい。その様子は。「楽天IR戦記」市川祐子著 日経BP社 に克明にかかれているので,引用させていただきます。
「国内公募に比べると,ブローバル・オファリングで記載するリスクや財務情報などの開示量は2倍,3倍以上になります」(同書225頁)
「ローンチの日から,投資家回りであるロードショーが始まります。事前の訪問先選定では,証券会社の勤める訪問先候補に加え,長年蓄積していた投資家データベースが役に立ちました。海外投資家対応のかなりの部分を任せているイギリス人のIRマネージャーとともに,9年分のデータベースと直近のミーティングの雰囲気などを踏まえ,日,米,欧,アジア,中東への訪問リストを作成しました」(同書237頁)
として,海外の投資家に直接会って,1日7件,企業の優位性を説きまくり,株をかってほしいと依頼する。外国人投資家から,財務数値や運営リスク,具体的な成長戦略について容赦ない質問が飛ぶ。それに英語で答える。うわー,あたしなら,絶対やりたくないワ
一つ言えるのは,今回の500億円の使途は,そういった厳しい質問にも耐えられる,具体的な使途とそれによる成長戦略があるってこと。まあ,プレサンスの買収資金の手当てと,在庫不動産の確保でしょうけど・・・・・・・
そもそも,増資して株価が下がって,一番被害を被るのは,筆頭株主の荒井社長なのよ。「500億円あれば,ごく短期的には株価は下がっても,もっと成長を加速させられる」っていう,具体的な見通しがあるに違いないの。もしかしたら,さらなる海外展開を狙っているのかもしれないわね。
計算もしてみましょう。
調達した500億円のうち,220億円はプレサンス買収の際の借金返済に使い,280億円が残る。ここからROEを参考に20%の利益を出せるとすると,56億円,年間利益が増えることになる。増資後のオープンハウスの株数は1.25億株だから,EPSは45円,増加する計算。前期のEPSは350円。増資分だけで,12%増益。
「10%希薄化して12%増益」なら,なーんだ,ぜんぜんペイするじゃない・・・・・・・・・ROEが高ければ,ね。
「楽天IR戦記」では,増資計画から増資発表まで3か月を要しています。同じようなスケジュールなら,コロナ中に増資を計画しだしたのかな・・・・・それとも,プレサンス買収の計画あたりかな・・・・・もともと短期で借りてたもんね・・・・・・・
推測はつきませんが,筆頭株主が社長である以上,負け戦覚悟で増資するはずがありません。来年,再来年が,さらに楽しみです
読んでくれて、ありがとう
増資で成長が加速する銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしください
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オープンハウスの増資で株価下がったと思ったらグリムスの分割で上がってとsuriaちゃん銘柄は忙しい週になりましたね笑
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>啓さん
はい。わずか3銘柄なんですけどね、、ヘ(゚∀゚*)ノ