倒産しない企業の見分け方
コロナショックのような大きな経済危機があると,怖いのが倒産。
インデックス投資家は,その点,安心ですが。
あたしのような個別株かつ集中投資家は,投資先が倒産するリスクは大きなものがあります
ここで,バフェットの投資先について,保有株数が多い企業の,存続期間をみてみましょう。
1 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(234年)
2 アメリカン・エキスプレス(168年)
3 ウェルズ・ファーゴ(166年)
4 クラフト・ハインツ(149年)
5 コカコーラ(132年)
6 バンク・オブ・アメリカ(113年)
7 ムーディーズ(109年)
8 フィリップス66(100年)
9 USバンクコープ(49年)
10 アップル(42年)
(以上,「世界を支配するベイズの定理」ウィリアム・パウンドストーン著 飯嶋貴子訳 青土社122頁より引用させていただきます)
ながーーーーーい!!!
老舗ばっか。
バフェットは経営に口を出さないので,「バフェットが買ったから」長寿企業になった,という因果関係はないはず。
ただし,バフェットは「歴史の長い企業を買え」とはあたしの知る限り,まったく言っていない。
よって,「バフェットがほかの指標をみて買った結果,長寿企業がそろっている」という,相関関係と思われます。
バフェットは,「20年,30年先が予想できる企業を買え」と言っているので,結果として長寿企業ばかりになったのでしょう。
リンディの法則によれば,「長寿企業や市場は,より長い未来がある」可能性が高いってこと。
つまり,将来の生存期間は,今までの生存期間に比例する。
単なる経験則ではなくて,ポルトガルやカナダの企業存続年数データから分析された結果です。
平均的な新興企業は3年以内に倒産する一方で,創立20年の企業が翌年まで存続する確率は95%を超えるそうな
企業の安定度を図るには,現金の比率やキャッシュフロー,流動負債の比率をチェックするのが王道。
返済期限が到来する借金をとりあえず返せれば,どれだけ借金や赤字があろうが,とりあえず倒産はしないからね。
けど,キャッシュフロー以外をみる,別のアプローチもあるってこと。
あたしのポートフォリオをみてみると・・・・・
ディップちゃん(創業1997年)・・・23才
グリムスくん(2005年)・・・15才
オープンハウス様(1996年)・・・・24才
フルキャストっち(1990年)・・・・30才
平均23才と,若い・・・・・
だって,老舗企業って,利益率や成長率がしょぼいのが多いんだもん。
ただし,業界としては,住宅,人材,電気,と,歴史が長い業界にしか投資していない。
がんばれ,若者。
がんばれ,日本経済。
BCGワクチンの臨床結果,まだー?
読んでくれて、ありがとう
ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしください
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