余裕資金をもつ余地はない。


今日は、「ポートフォリオ内に余裕現金をもつかどうか」について、考えをまとめます。もちろん、当面の生活費分は現金にしておくとして、ポートフォリオに10%とか投資余裕現金をもっておくべきか、という話です。

かぶ1000さんは常にフルインベストメントで若干レバをかけることもあるようですが、井村さんは15%程度現金にしているとどこかでおっしゃっていました。バフェットの遺言では10%が短期国債で90%がインデックスという構成です。二億ためおさんは、確か、半分くらい現金にされているはずです。

どれが正しいのでしょうか。


まず、「個別株投資をする能力はなくて、投資対象をS&P500のインデックスに限る」場合を考えます。この本

神すら勝てない投資法


によれば、バックテストしてみると、「最高値と最高値の間の底が正確にわかっていても」ドルコスト平均法に勝てない・・・・なぜならほとんどの期間、株式は騰がり続けるから、ということでした。結局、上げ相場を取り逃がすデメリットのほうが大きいんですね。ということで、下落直前にピンポイントにて下げを予知できるような異常な場合を除き、余裕現金を持つことは正当化できません。


では、個別株投資できるヒト・・・インデックス以上のパフォーマンスを上げることができる選別眼をもち、適正価格についてもある程度判別できるヒトはどうでしょうか(そうありたいですね!)。この場合、

①そこそこの割安で投資できるものがある場合は、当然、現金にしておく場合やインデックスに投資する以上のパフォーマンスをあげられる前提なので、フルインベストメントになるでしょう。
②「投資対象がどれも割高で、投資できる対象がない」場合は、(円にするかはともかく)現金(正確にはMMFや短期国債でしょうかね)にすることになりますね・・・現在のバークシャーのように。


さてさて、では、この②の場合、投資余裕資金は、現金ではなくインデックスにしておくべきではないのでしょうか?すべきですね。だって、歴史的には債券の利回り<株式の利回りですし、どうせタイミングは読めなくって、「底がわかっていてもドルコスト平均法に勝てない」のですから。


ということで、「下げ相場の直前に下落を正確に予知できる」ような場合を除き、投資余裕現金をもつ余地はない・・・・というのが回答になるはずです。

もちろん、「今までの相場は低金利であるから右肩上がりであったので、今後、株価は横ばいないし下落することが多い」みたいな予想をたて、それをピンポイントで当てられる場合は別ですが、そんな能力はないと割り切るならフルインベストメントが合理的となります。

さらにこの理屈を進めれば、ある程度の下げ相場でも耐えられるレベルのレバレッジ(1.2倍とか?)はかけたほうがいいんでしょうね・・・あたしはそこまで合理化しませんが。

ぼっーっとしていたら突然整理されたので、文字にしてみました。

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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投資の総論

5件のコメント

  • ネオピエロ

    suriaさん、こんにちは。
    keeperは私の買い支えのお陰でなんとか3600は死守しました 笑

    月次出ましたね。
    個人的には、合格かなと。
    前半はキャンペーンやってたので、もう5%ぐらい出してほしかったですが、ラボで115%、全体で120%超えたので悪くはないですかね。

    14時に出た5月の新車納入台数は回復傾向なので、keeperの新車コーティングも回復するのでは!?

    ただ、それと同時にトヨタの再度の不正は痛いですね。

    株価的には月次は想定よりやや良し。
    ただ、トヨタ不正のマイナスでどっちに動くわかりません。

    suriaさん的には月次いかがですか?

    • suriaちゃん

      買い支え、ありがとうございます(笑)

      あたしも同じ印象です。悪くない、合格じゃないか、と。長期的には、新車コーティングの伸びが楽しみすぎで仕方ありません。不正立入検査のニュースは痛いですが、確実に短期的な問題なので、下がったら買い増すのみです・・・まあ☓☓ピエロさんが買い支えているので下がるとしてもしれていますが・・・・

      株価的には、今日の下落で織り込んだんじゃないかと思いますケド。

      • ネオピエロ

        記事アップするの早いですね。
        大丈夫です、3600円の目標枚数は確保したので、次のエントリーポイントは3300円ぐらいです 笑

        やはり今日の株価は月次不安よりトヨタ関連の連れ安ですかね!?

        おそらく夜は会長がブログ内で月次に関して触れて、明日は上がるのでは!?

        今月は権利月ですし、安く買って配当まで貰っていいんでしょうかね?
        優待はいらないですが…

  • 匿名

    こんにちは。余裕資金についてですが、上記の②の場合、インデックスにしてしまうと、コロナショックのような全体の下げ相場の時に、インデックスも当然連れ安になるはずなので、その為の資金が目減りするリスクがあるのでは?と思いました。全体の相場が良くて、狙っている銘柄の株価が下がっている状況なら、余裕資金をインデックスにしておくのが合理的と思います(^^)

    • suriaちゃん

      こんにちはー、そうですね、ただ、コロナで下がるのをどこかで予期して現金にしておくのは、なかなか難しいんじゃないかな、と。

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