令和6年1月末ころの資産状況
何もニュースはなく・・・
当バークシャー・ハサウェイの1月19日前場引けの資産は
3億3841万円
となっています。年初でキリがいいので生活費として2000万円、減資しました。そのため、年初は、けっこう動きました。
まず、プレミアグループを15000株ほど、1830円前後で売りました。これは、将来を悲観して売ったのではなく減資のための資金繰りです。また、ロードスターキャピタルも7000株、2000円強のあたりで売りました。以上により、源泉徴収でマイナス250万円です。
ロードスターについては、戦略の転換によるものです。マークラインズのように、10年20年と成長を続けられるか?と考えると・・・・ロードスターキャピタルはちょっと怪しい部分があります。ビルの購入単価を上げていくというのは限界があるでしょうし、少数精鋭の社員数を増やして売買する物件数をがんがん増やすというのもしっくりきません。10年20年と持っていれば、どこかで首都直下型地震にあうことでしょうし・・・。今はいいですし、現在もっている600億円の在庫不動産を売ってPLを作れる今後2-3年はいいですが、さらにその後も大丈夫なの?
超長期の展望を考えると、マークラインズに軍配があがり、ロードスターキャピタルも安値ではないので、ロードスターキャピタルを半分売って、マークラインズに振り替えました。KEEPERも買いたいのですが、6500円ではちょっとなあ・・・。
新NISAは、成長株枠はマークラインズ、つみたて枠は(オルカンと迷った挙げ句)S&P500にしましたが、全体の資産額に占める割合が少ないので、投資成績にはインパクトはないでしょう。
【現在の戦略】
高ROEが継続し、業績が伸びていく会社を買います。再投資が多くて複利効果があればなお良しです。ストックビジネスなど読みやすいビジネスで、堅固な競争優位性があり、店舗数拡大など成長余地とペースがはっきりしていることが望ましい。商品や顧客が画一的で、成長に伴って利益率が良くなる、あるいは最悪維持されることも必要です。
※メインとサブ銘柄については、前提となるストーリー(シェアと単価)を記述します。新しい決算やニュースがあれば、そのストーリーが崩れていないかを判定します。
【メイン銘柄】
プレミアグループ:オリコやジャックスにはない故障保証や引揚げ車両販売でシェアを増やし、カープレミアによる囲い込みを行い、シェア20-3%くらいにはなるでしょう。円安やインフレによる車価格上昇による恩恵も受けるはず。ROE30%(ROIC7.7%ですが、金融業の負債は投下資本というより原価なのであまり意味のない指標です)。
【サブ銘柄】
マークラインズ:部品会社の営業や設計にとって必要な情報を競合なく売っているので、利益率を上げつつ、米国やメキシコ、中国にてシェアを伸ばしていくはず。ROE30%。競合なしのストックビジネスということで、理論株価を5000円程度に改訂。
KeePer技研:競合なしで店舗数を増やし、リピート率85%で客を積み上げ、海外や船底コーティングなどの伸びしろもあり、年30%弱は伸びていくのではないかと。新しいEREXも単価上昇に寄与するでしょう。ROE、ROIC40%。28%成長連発で理論株価6000-7000円くらいなので安全域なし、買いすぎないよう注意。
ロードスター:社長のネットワークで入札前相対でビルを購入し、賃料値上げをこなして2年で売却する。ROE30%。ROIC9.6%。2023年5月から購入のIRないけど大丈夫?
【控え:ROE30%以下のため買う必要ない等】
プラスアルファ・コンサルティング:理論株価5000-6000円と弾いたので、買ってもいいかな。や、競合が強い分野なので、競合がいないに等しいマークラインズやKeeperと比べると躊躇するかな・・・「強い」優位性まではないか?絶賛、迷い中。
コシダカ:居抜きや持ち込み可、大型化で低価格を実現。理論価格2000円と弾いたので買いたいですが、(特別利益がなければ)ROE22%。ROIC17%。1Q決算も無難に通過。
ラウンドワン:ろくな競争相手がおらず店舗が増えれば利益が増える構造がよい。値上げで躍進見込み。ROE22%。
ファイバーゲート:マンションのWiFiの会社。高ROEかつストックビジネス、適正価格2000円と思うのに株価1000円以下と理想的ですが、優位性がよくわからないので躊躇・・・一応、「他社と違って製造からやっている」という点らしいですが、あんまり響かないなあ。
トレファク:理論価格1600円。強みは早い回転率(季節ものは持ち越さない)、新品のような陳列。コロナを経て利益率が倍になっていますが、インフレインバウンドで一時的な好調の可能性が捨てきれないので投資見合わせ中。ROE27%、ROIC17%。
【番外①:優良だが低成長系】
サンクゼール:ROE28%。ただし、成長性が+10%くらいで、ちょっと弱いかな。価格も、理論株価=現在株価でまだまださわれないです。
アップガレージ:理論株価1400円。ただ、ROEが20%いってない。ROICは14.5%。インデックスとトントンの可能性が排除できない。海外展開やネクスリンクの成長に期待で保留。
ERI:法改正でトップラインの伸びは間違いない点は魅力。ただ、増える業務量に応じた人員を確保できるか?今年一年は伸びないので無駄にならないか?また、増えたキャッシュ、M&Aできちんと生かせるか?ROE30%。理論価格2800円と出たので、1700円なら買っていいのですが・・・。
シンメンテHD:ROE25%ですが、再投資不要組なので無意味。理論価格1700円。成長性も高くはないので、インデックスには勝てないかな。
フルキャスト:成長に資本がいらないので、高ROEですがパス。日雇いなのでボラティリティも意外に高い。
SHOEI:既に各国でシェア60-80%とっており、さらに(高ROEを生かして複利で)売り上げを伸ばすのは難しい気がします。FY2025もほぼ成長なし。
【番外②:将来予測しにくい】
グリムス:急成長すぎて適正価格も成長余地も読みにくい。年30%以上の成長がないと正当化できない価格。ROE27%。ROIC21%。
BUYSELLTECH:ストックビジネスではないので今後も成長するかは不安なのでパス→やっぱり11月に下方修正。
日本駐車場開発:ビルの空き駐車場の活用という面白いビジネスですが、スキー場やテーマパークもやっていて、そちらもかなり利益があり、複合的すぎて分析不能。
アイドマホールディングス:素晴らしい成長性ですが、労働集約産業のため、今後も雇用を継続できるか怪しいと思っています。
【番外③:優位性不明、あるいは弱い?】
ewell:訪問看護用の電子カルテ。解約率が非常に低いですが、SMSという強力なライバルがおり、優位性が堅いとまでは思わず。
イントラスト:大和などとのアライアンスがあり、大手管理会社のみを狙って効率的に業容を拡大。医療保障、債権保証など伸びしろも多いですが、競争優位性がよくわからない。
ディップ:コロナからの業績回復中、シェア向上中。でも、なんでシェアを順調に拡大しているのか、良くわからない、競合強いし。
青山財産ネットワークス:銀行と連携してコンサルしている、というだけでは、競合には勝てないのでは?
住信SBIネット銀行:ネット銀行の住宅ローンって、他にもあるよね。なぜ順調?
ジェイリース:競争優位性は実店舗があるから?ROE50%ととんでもないですが、それを活かせるほど投下資本が多くないし。
グッドコムアセット、グローバルリンクマネジメント:今は業績好調ですが、今後も仕入が順調にこなせるという「確信」までは持てない。
No.1:なんで他のオフィス器具会社との競争に打ち勝っているのか、よくわかってません→令和5年10月発表の2Qの進捗悪し、結局こうなるのよね・・・。
キャリアリンク:今後、官公庁からどれだけ案件がもらえるのか分かりません→11月に下方修正。あぶなかった・・・。
チャームケア:なんで入居率が高いのか、実はよくわかってないし、営業CF=投資CFでFCFがない。
ローランド:電子ドラムとピアノ。特にドラムはシェアトップですし、YAMAHAより性能が良いとチラホラ聞きますが、優位性が堅いってわけではないかな、、、?
【番外④:低ROE、事業に不安、理解不能、その他】
モノタロウ:高ROEで資本投下も必要と理想的ですが、20%成長連発と仮定しても理論価格1100円と出しました。現在1500円なので、永久に買う機会はなさそう。
グッドスピード:離職率が高いのでパスです。
DMMIX、ブリッジインターナショナル:主力顧客からの受託が減少で、さわれないですね。
SBIリーシング:どうやってリース契約とってくるのか分からんし、為替、金利、海運空運と変数が多すぎ。
ネクステージ:中古車価格下落が短期的にはこわい。
オープンハウス:規模が大きくなりROE低下予定。成熟企業に用はありません。お世話になりました。
【通貨、コモディティ】
円、ゴールド、インデックス・・・現金よりは、オフィスビルつまりロードスターキャピタルを買っておけばよい、と整理しました。
粛々とプレミアグループをホールドしていきます。ROE30%ですから、ほかにやることはありません。何度ながめても、抜群に良い銘柄です。株価はさえませんけどね・・・。ただ、80%がプレミアグループというのは歪なので、KEEPERが安くなったら、もう少し買いたいです・・・安くならんだろうけど。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
suriaさん、こんにちは。
プレミアグループ、決算出ましたね。
まだざっとしか見てませんが、個人的に気になっていたカープレミアの会員が伸びてたので安心しました。
あ、同じくです!8%くらいの伸びでしたが、ひとまず安心ですね!
suriaさん、こんばんは!
毎回、分析ありがとうございます。
この相場でもっとも相性が悪いハイグロ-スですがもしよろしければ分析又は議論ができれば幸いです。
銘柄はAppierです。
保有理由として以下となります。
①提供しているSaaSの費用対効果(生成AI×マーケティング)及びチャ-ンレ-トの低さ
②2024年後半から開始されるGoogleのCooKie規制の恩恵(サードパ-ティから
ファ-ストパーティへの移行・個人情報保護法等)
③高い海外成長率
④知見の高い経営陣及び設立経緯
⑤来期が業績変化の初動・再来期から本格的な回収期へ
⑥海外投資家の保有比率
⑦デジタルマーケティングSaaSとしてプレイドが提供するKarteの上位互換にあたる。
⑧提供するサービス・SaaSを組み合わせることにより、クロス・アップセル両方が狙える。
⑨AIアナリスト・データサイエンティストの採用・育成が順調。セカンドサイトやJDSC等のように人材難で事業がコケていない。
懸念点及び理解できない点
①提供するSaaS(CrossX等)の単価が高く、大企業に特化しているので解約された際の業績リスク
②日本企業ではなく台湾企業なので海外リスク
③実行税率が低い理由が分からない。
④日本企業ではなく台湾企業だが海外でSaaSで成功している企業を個人的に知らない。開示情報量が少なく、今後も成長を拡大していくのかが見えづらい。
ありがとうございます、見てみましたが、、、現在、素晴らしい勢いであることは間違いありません。
ただ、競争優位性の評価が、あたしにはできないですね。近しいソフトを使った経験すら皆無です。いろいろ検索してみましたが、どうやって新規顧客を獲得しているかも良く分かりませんでした。
これから全世界を相手にがっつり利益を出していくと思うと後ろ髪をひかれますが、、、
有報に競争優位性や新規顧客の獲得に記載がありますが機密性が高く、ブラックボックス化されており、ひも解くのが困難ですね。
一つ競争の強み強みを具体化と例を挙げるならサイバーエ-ジェントの基幹システムに組み込まれており、マーケティング施策・成果・エビデンス・CRM・LTV等を管理しています。サイバーエージェントが展開する子会社・関連会社はデータで繋がっており、最上流がサイバーエージェントだとしたら下流の関連・子会社はトップダウン式に下りてきます。
後はここまで海外展開が成長するには単独では厳しく、現地又は世界的なパートナ-企業がいると思うんですよね。
ブラックボックス化されているので定性・定量が読めないので個人投資家が保有しにくいです。
逆に言えば、みんなが保有できないからそこが強みなんですけどね。
へええ、よくお調べになってますね、勉強になります!
ただ、お話をきいても、これからどうやって新規顧客を開拓していくのか、なぜ解約率が低いのか、具体的なイメージがまるで湧かないです、、、理解不能ということでパスします!
suriaさんにお聞きしたのですが銘柄選定する際に時価総額をどれくらい意識されていますか?
私は中長期で保有するあたり、各指標やビジネスモデルの優位性、将来EPS成長予測、PLの変動率予測、BSから財務状況、FCFの流れ等を調べますが時価総額を重要視しています。
時価総額=企業評価と個人的に考えており、中長期でのリターンを考えるとあまり時価総額が高い所は数倍以上になるイメージが湧かないからです。
とはいえ、この考え方は頭でっかちなので今はPFの一部にディスコを保有しています。
成長性を重視しているので、自然と時価総額が小さい銘柄になりますが、時価総額が小さいから選ぶということはないですねー。
suriaちゃん
こんにちは
青山財産の「唯一の財産承継ビジネスの上場企業」は、競合優位性に繋がりませんかね?
※M&A仲介のストライクは、創業後暫くは社長が「資金も潤沢だし、上場の必要性が見あたらない」と考え、非上場で運営していました。しかしその後思い直して上場した所、成長が急激に加速したそうです。
理由は中小企業オーナー等富裕層の多くは、「上場企業となら安心してビジネスができる」と考えていたからとの事でした。。
青山財産のメイン顧客は資産10億円以上の富裕層なので、上場は大きなアドバンテージでは無いかと思っています。
競合が上場したら、優位性はなくなっちゃいますけど。
FPGが青山財産の競合っていう人もいますけど、個人的には競合という程ビジネス領域が被っていないように思います。。
んー、上場企業だからということで選ばれている割合が多ければ、優位性と言っていいと思います。ストライクもそんな感じでしたか、参考になります!
suriaさん、ヘタクソがイキったことを言ってしまい申し訳ございませんでした(汗
いえいえいえ、そんなことないですよ!ってか、へたくそマンさん、明らかにあたしより個別の銘柄についてお詳しいじゃないですか、すごいと思います。どうやって調査されているのか、そのうち教えてくださいね!
直感+レッドオーシャンなら数年成長できそうなイメージで事業に強みがある感じならのれん価値に対して時価総額が高くないかで選別しています。
後は四季報のミスリードで探すパターンが多いです。
四季報をみんな馬鹿しているくせに四季報のガイダンスを信じているんですよね。
イキってしまい申し訳ありません。
ちなみに竹内製作所はどうでしょうか?
個人的にはマクロ恩恵の玉手箱だと感じております