ヘッジファンドの帝王は、含み損をこう扱う
続マーケットの魔術師 (ウィザードブックシリーズ)
ジャック・D・シュワッガー (著), 長尾慎太郎 (監修), 山口雅裕 (翻訳)
ぎゃあ、含み損になったにゃ!
はい、無視。買った時のロジックが崩れていなければ、ポジション継続。
いや、市場は常に正しいので、間違っているのはオイラです。
市場は躁うつ病患者みたいなものですから、それに振り回されると疲れますよー。
「私は含み損が出ているときにエクスポージャーを減らす、という考え方が正しいとは思っていないんですよ。その点については、はっきり説明しておきたい。唯一の適切な問いは、含み損はその後の値動きを測るための、統計的に有意な指標になるだろうか、ということです。その答えはノーです。だから、含み損が膨らんでいるからといって、ポジションを変えたりはしないんです」(前掲書287頁。レイダリオのインタビューより)
この本は、ヘッジファンドの帝王、レイダリオのインタビューが記載されている、貴重な本です。ダリオは、含み損は気にしない。なぜなら、あなたがいくらでエントリーしたか、というのは、「その後、株価が騰がるかどうか」となんの関係もないから。あなたの買値は、「これから株価が騰がるかどうか」に一ミリも関係ありません。
含み益があるか、含み損か。そんなことは全く考慮せず、ポジションの継続を判断したいものです。なお、その株のファンダメンタルズに変化がなくとも、ほかに有望な投資先が出てくれば乗り換えが許容されることは、言うまでもありません。
これが論理的には完全に正しいのですが・・・・ただ、人間って、含み損があるとブルーになってしまうのよね・・・・含み損を理由に、ちょっとだけポジションを縮小するくらいは、してもいいんじゃないかな・・・・ダメでしょうか、ダリオさん。ダメですね、自分に厳しくありたいと思います。
今日も、含み損のある銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。
6226守谷輸送機工業(株)の投資判断はどうですか?
ちょっと見てみましたが・・・・よくわからないですね。創業が古いからなのか、勢いにムラがある印象でした。