ドラッグストアで食品を買おう②(カワチ薬品

 

 

 何をやっている会社?

 

今日は、ゲンキーをみた関係で、同じドラッグストア、カワチ薬品をみていきましょう。

 

栃木、北関東中心のドラッグストアで、売上の46%は食品、残りが雑貨や医薬品です。2021年3月期時点で、346店、うち、3分の1が薬局を併設しています。つまり、「第一類医薬品」といって、薬剤師さんがいないと売れない医薬品が売れるわけです。

 

薬局を併設せず食品の売上が60%を超えるゲンキーとは、もはや別の業種と言ってもいいかもしれません。

 

 

最新の通期決算は・・・・・?

 

 

売上がほとんど変わってないのに、営業利益+30%、そして今期+86%。コロナ前から、どうして増益なんでしょうか・・・・原価率改善か、販管費の削減か。そして、それらは継続するのか。真実は、いつもひとーつ。

 

 

   どうして増益なの?

 

決算書によれば、

 

「予防関連商材等の需要増により粗利益率を押し上げたことや、販促施策の見直しに伴い広告宣伝費等の販管費が抑制された」とのこと。

 

同社決算説明資料7頁】

 

たしかに、粗利率が1%改善。そして、売上が5%伸びているのに、広告宣伝費は逆に16%減っているんですね。これの併せ技により、86%の増益達成。

 

つまり、消毒液やマスクなどは粗利率が高い、のですかね。広告宣伝費を削っているのは、ゲンキーと共通しています。

 

 

ちなみに、2020年3月期の30%増益も、主に販管費の抑制によるものでした。

 

  今後の見通しは?

 

コロナ特需は、コロナが終われば元に戻ってしまいます。会社の業績予想でも、来期は30%の減益予想、元に戻ることは会社も織り込んでいるようです。特需や販管費の抑制による業績改善では、限界があります。

 

しかし、次期は店舗純増13店の予定、中期経営計画としても、2024年3月期に売上3000億円を掲げており、3年で売上わずか10%増・・・・・うーん、これでは、ちょっと厳しいですね。

 

年3%程度の成長、配当率1.5%では、インデックス投資に勝てないでしょう・・・・出店ペースが速くなるとかM&Aしまくれば別ですが。あたしは投資はパスで。

 

 

 

読んでくれて、ありがとー!
今日も、ステキな銘柄に囲まれた、良い一日をお過ごしくださいね。

 


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ドラッグストア

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