スタバの人事

スターバックスの教え

スターバックスが高い業績を維持できるのは、手厚い人材育成と独自のサービスを徹底しているからにほかならない。なぜスタバのスタッフは、みな生き生きと働いているのか?現場経験も豊富な元人材開発マネジャーがその秘訣を明かす。

スタバの人事教育制度を構築したマネージャーさんが書いた本。


期待して読んだのですが、正直、内容はいまいちでした。運営や経営の具体的な方法が、あんまり書かれていません。いろいろ課題があって、著者が店長やエリアマネージャーとして解決したエピソードはたくさん書かれているんですけど、それは著者の個人的な解決方法であって、「スタバが組織として課題を解消した話」ではありませんでした。ミッションを大事にしている、というのはわかりましたけど。

接客マニュアルはなく、研修ではスタバの理念について話し合う時間が多い・・・・自主的に、誇りをもってみんな働いている・・・・・理想郷のようですが、何百も店舗を出しておいて、そんなにうまくいくかなあ。


いくつかわかったスタバの仕組みとして、

・店には売上の目標はある(ノルマではない)
・4ヶ月に一回、人事考課面接がある(職位によって頻度が違うとも書かれている)。
・覆面調査員が定期的に店を評価している。

ぐらいかな。

日本のスタバは昔、上場していたので過去の財務の数値はわかるのですが、ROEは10~13%くらい。利益率は7-8%くらい。悪くはないですね。

それなりに繁盛している、といっていいと思いますが、差別化とか値決めとか出店戦略みたいな具体的な手法はわからずに終わりました・・・・残念。やっぱ、創業社長の書いた本でないと、ダメやね。

今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。

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本の書評

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