オルカンとS&P500どっちがいいか
MXS全世界株式(2559)を40万円分、打診買いしました。
個別株投資をやめてインデックス派になる・・・ってワケではありません。個別株運用がうまくいかなくなるか、資産が20億円くらいになったら、そうやって安牌を切るかもしれませんけど・・・・。
あたしのポートフォリオは、「80%がプレミアグループ」という、偏ったものになっています。ここまでの集中投資となると、残りの20%は現金かゴールド、インデックスなど、安全性が高いものにしなければ、バランスがとれません。「自分が間違っているかも」という疑いは、常に残しておきたいところです。
では、インデックスを買う場合、全世界に分散するやつの方がいいのでしょうか。それともS&P500のほうがよいでしょうか?
普通は、
「どちらもめっちゃ分散しているので、大差ない」
「過去リターンからすると、S&P500」
みたいな話になるのですが・・・・あたしが注目しているのは為替リスクです。
S&P500だと、どうしても、ドル建てか、円のヘッジつきか、選ぶ必要があります。結局、選択を迫られるんですよね。昨今の為替の状況だと、ヘッジのありなしで間違えるだけで、リターンがすべて飛んでいってもおかしくありません。
ヘッジありとヘッジなしを同額買う・・・うーん、中途半端だなあ。ドルと円、両方がさがったらどうする?
他方で、全世界株式(ヘッジなし)なら、ユーロ建て、ルピー建て、ポンド建てなど、世界中の通貨建ての株式をもつことになり、為替について気にする必要がなくなります。これは大きな利点だと思います。
企業がうまくいくかだけで考えれば、米国企業に分があると思います。スタンフォード、MITなど世界一の大学を擁し、株式市場にシリコンバレー、エンジェル投資家など、起業を後押しする文化とエコシステムが整っている。3億人の人口があり、しかも増加基調。これからも大企業は米国で生まれることでしょう。
とはいえ、これから5年、10年というスパンで、「ドルが上がるか?」となると、自信ないですね・・・・借金だらけ+少子高齢化の円もヤバイですが、赤字だらけで7%8%のインフレの米国も別に健全ではありません。じゃあユーロはどうかというと、「加盟国によってインフレ率が異なるのに、金融政策はユーロ圏全体で統一されている」という、かわいそうな状態・・・。
全世界株式を買うなら、通貨についての問題を回避できます。
円やユーロがあがるもよし、さがるもよし、ドルでも何でもいい。通貨全体が下げれば、ポートフォリオ内に、インフレで利益があがる銘柄があるので、それである程度相殺されるでしょう。いやー、ラクチンですね。
ということで、がんばれ、全世界。ま、あたしは気まぐれなので、すぐに現金に戻すかもしれませんが。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。