オルカンって実は・・・

地球の歩き方 オルカン: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の歩き方
を買ってみました。というのも、もうポートフォリオの40%がオルカンなんですが、意外に「オルカンって何に投資しているか」わからないんですよね。
検索しても、組み入れトップ10の銘柄、アマゾンやエヌビディア、グーグル、アップルなど有名米国企業が出てくるだけで、「それ以外は結局、何に投資しているの?」というのが意外にわからない。
この本は、「地球の歩き方」のパロディ?で、オルカン投資対象の各国の位置、産業、人口などが、組み入れ銘柄と写真とともにかるーく紹介されています・・・・
みてみると、ヨーロッパやインドはもちろん、オルカンの対象は、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコなど南米、サウジ、エジプト、イスラエルなど中東なども含んでいるんですね。
一方で、アフリカは、南アフリカのみ。あとは、ウクライナ戦争後、ロシアは組み入れから除外されています。イランやイラクも当然?なし。
まあ、まともな株式市場があるところは、ロシアを除き、カバーしていると言っていいかしらね。
産業別でいうと、どの国も、その国も代表的な銀行が時価総額が大きく、よってオルカンの銘柄に組み込まれているので、「金融」ばっかりです。たとえばイタリアの組み入れ銘柄は、ウニクレディト(銀行)、インテーザ・サンパオロ(銀行)、エネる(電力)、フェラーリ(自動車)、イタリア炭化水素公社(石油ガス)。
で、米国株は「情報通信」が多いので、併せて、オルカンの40%が金融と情報通信で占められています。結構いびつ・・・・・
国別では、よく知られていますが、60%が米国、5%が日本、イギリス・カナダ・中国が3%。これも意外に分散されていませんね。特に為替の面をみると、ほとんどドル建て・・・・もっとユーロが多いかと思っていたのですが、所詮、経済規模は小さい。ドル+ほかの雑多な通貨、という感じの構成です。
まあ、これが世界経済の縮図なので、偏っているからナニ?としか言いようがありません。ドルより元やユーロがいいとも思わないし・・・・・
ロシア投資はそのうち復活するのでしょうか・・・・・
オルカンって、研究しても、「だから何?ほかに良いインデックス投資あるの?」ってところがあるので、まあ買わなくていい本でした。興味のある方は立ち読みしてください。眺めるだけで十分だと思います・・・内容が薄い。
今日も、ステキな銘柄に囲まれた良い1日をお過ごしくださいね。


